パリで開かれている
「宮崎駿―メビウス」展に関連して、
メビウスと宮崎駿の対談動画をなんと6個も見つけてしまいました。
とりあえず、下記のサイトを見てみてください。
● 「arte-tv.com」内「JAPANIMATION>Rencontre Miyazaki/Moebius」 ページの上のほう、宮崎駿とメビウスの小さい写真の右横にある
「Haut-debit(ブロードバンド用)」と
「Bas-debit(ナローバンド用)」からいずれかを選び、
クリックして下さい。
RealPlayerが立ち上がって、対談動画が始まります。
● 「ANIMELAND.COM」内「Miyazaki/Moebius, la video/Entretien filme」 宮崎駿の写真の下に列挙されているテキストのなかの、
「Voir l'extrait(抜粋動画を見る)」をクリックして下さい。
RealPlayerが立ち上がって、対談動画が始まります。
かなり重いファイルなので注意してください。
字幕をのぞけば、3~5番目のものは一つ目のリンクで紹介したものと
重複するようです。
二つ目に挙げたページのなかの、
宮崎駿の写真の下のテキストを訳しておきます。
それぞれのタイトルの和訳の部分をクリックすると、
文字おこしと全和訳の記事の該当箇所に、
飛ぶことが出来るようになっています。
ler extrait : la rencontre ; influences croisees.
抜粋動画その1:出会い、二人の影響関係について
Voir l'extrait
抜粋動画を見る
2e extrait : a propos du Chateau ambulant.
抜粋動画その2:『ハウルの動く城』について
Voir l'extrait
抜粋動画を見る
3e extrait : a propos du metier d'animateur :
doutes et peurs.
抜粋動画その3:アニメーション制作について:不安と恐れ
Voir l'extrait
抜粋動画を見る
4e extrait : ...ou Moebius parle de Miyazaki
抜粋動画その4:メビウスが宮崎について語る
Voir l'extrait
抜粋動画を見る
5e extrait : ...ou Miyazaki parle de Moebius
抜粋動画その5:宮崎がメビウスについて語る
Voir l'extrait
抜粋動画を見る
どうやら、フランスの
ARTEという放送局(仏独共同出資の、ドキュメンタリーを主に放送している放送局のようです)
で放送された番組の一部のようです。
いまパリで開催されている
「宮崎駿―メビウス」展だけではなく、
ひろく「JAPANIMATION」全体をあつかうシリーズの一環のようです。
《はじめてメビウスを知った方へ》◆ これを機会に、新しい漫画に触れてみませんか?宮崎駿の動画を期待して当サイトを訪れてくれた方の中には、
フランスの漫画家メビウス(Moebius)の名前をはじめて聞いた、
という方も多いのではないでしょうか。
せっかくですので、僕は、宮崎駿だけではなく、
彼に負けず劣らず魅力的な漫画を描くメビウスの作品について、
ぜひともみなさんに興味を持って見て頂きたいと思っています。
◆ フランスの漫画、バンド・デシネみなさんは、おそらくフランスに漫画があるなんてこと自体、
はじめて聞いたのではないでしょうか?
たとえば、日本の「漫画」やアメリカの「アメコミ」が
それぞれ独自のスタイルを築き上げているように、
フランスの漫画も独自の境地を切り拓いています。
そういったフランスの漫画のことを、
特に「バンド・デシネ」(略して「ベデ」)と呼びます。
「絵が帯状に連なったもの」という程の意味です。
残念ながら、日本では、バンド・デシネもメビウスも
ほとんど知られてはいません。
しかし、実はとてもとても素晴らしい世界を創り上げている、
魅力にあふれた作品をたくさん描いてくれているのです。
◆ 『フィフス・エレメント』はメビウスの世界おそらく、日本でもっともポピュラーなメビウスの作品は、
リュック・ベッソン監督の映画『フィフス・エレメント』の
デザインでしょう。
みなさんは、あの映画のなかで、ミラ・ジョボビッチ演ずるリー・ルーが、
未来都市の超高層ビルから飛び降りるシーンを覚えてはいないでしょうか。
恐る恐る真下を見下ろすリー・ルー。
彼女の眼には、所狭しと行き交う空を飛ぶ車、
どこまで行っても見えない地面、空中廊下に行き交う人々などなど、
雑然としていながらもどこかお洒落な、
猥雑でありながらもファンタスティックな、
独特の魅力をもった超高層未来都市の姿が映ります。
そして空中へと身を投げるリー・ルー。
――ところで、次の画像を見てみてください
(クリックで別窓で拡大、拡大画像は230Kb)。

これは、1981年に発表されたメビウスの代表作、
『ランカル 第1巻 闇のアンカル』という作品の1ページです。
どうでしょう?
まさしく『フィフス・エレメント』のあのイメージではないでしょうか。
じつは、あの映画のあの魅力的なヴィジュアル・イメージをデザインしたのが、
他でもないメビウスだったのです。
他にもこんな画像はどうでしょうか?
(クリックで拡大)

まるで石版版画のようなマットな色あい、
パステルカラーの魅惑的なグラデーション、
緻密な描き込みと正確無比なデッサン力によって描き出される
大胆な空想の世界、
とても魅力的で、ちょっとお洒落で、それでいてどこか不思議な、
そんな別世界がここに広がっていることを、感じ取ることは出来ませんか?
ストーリーだってとても魅力的なんですよ。
たとえば、僕が不出来ながら和訳を付けてみた、
次のような短篇のベデはいかがでしょうか?
『インサイド・メビウス』和訳(画像つき)ちょっとシュールで、それでいて洒落ていて、
軽いけれど薄っぺらくなんてない、
どこか憎めないところのある良作ではないでしょうか。
◆ あなたが想像もしなかったような漫画の世界があるのですもちろん、好き嫌いは個人の嗜好の問題ですから、
なかには、「ちっとも魅力的じゃないよ、面白くない!」
なんて方もいるかも知れません。
でも、これだけは分かって欲しいのです、
日本の「漫画」とフランスのバンド・デシネは、
そもそも拠って立つ価値観が異なるのだ、ということを。
日本の「漫画」を読むような目でバンド・デシネを読んでしまうと、
えてして、不幸な誤解を持ってしまうことが多いように思います。
どうか、バンド・デシネを読むときには、
日本の「漫画」の常識なんてものは捨てて、
漫画のあたらしい魅力を探すようにして見てください。
きっと、あなたが想像もしなかったような漫画の世界に、
出会うことが出来ると思いますよ。
◆ おすすめ記事をおすすめしますどうでしょう?
僕の下手くそな文章が、
みなさんの興をそいでいなければ良いのですが……。
もし、ちょっとでも
メビウスの作品に興味をもったという方がいらっしゃるなら、
まずは、当ブログの左柱の「おすすめ記事」欄から
チェックして見るのはいかがでしょうか?
僕のおすすめする順番に、
ぜひとも見てみて欲しい記事をリストアップしてあります。
まずは、
「メビウス作品リンク集」で
もっともっとメビウスの作品に触れて見て下さい。
メビウスの作品は
アニメにもなっているんですよ。
フランス語が分からなくたって大丈夫です。
僕が毎日すこしずつ和訳を作っていますから。
他にも、たとえば、
メビウスが重度の宮崎駿オタクだということはご存知ですか?
なんと
メビウスの娘の名前は、宮崎駿のあの作品のヒロインの名前から……、
おっと、ネタバレはこれくらいにしておきましょう。
願わくば当サイトが、
みなさんがメビウスに触れるきっかけにならんことを。
さあ、あなたも、
メビウスという迷宮に、
足を踏み入れて見てください!
本展関連の他の記事については、
以下の記事を参照してください。
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