[13>5]
CA FAISAIT DES ANNEES QUE LES SONDES SPATIALES NOUS REBATTAIENT
LES OREILLES AVEC UN SOIDISANT EMPIRE BERG QUI PARAIT-IL,
DEBOULAIT DE LA CONSTELLATION DU CYGNE
DANS L'INTENTION DE NOUS RAYER DE LA CARTE DU CIEL!
CE QUE JE VENAIS DE VOIR ETAIT PLUS CONVAINCANT
QUE LES VAGUES CLICHES
PRIS JUSQU'A PRESENT PAR SATELLITE!
われわれ人類の宇宙観測船が、
いわゆる「バーグ」帝国の存在を最初に確認してからもう何年も経つ。
それ以来、彼らは白鳥座から、
人類を宇宙空間から抹殺するための襲来を繰り返しているのだ。
俺がたったいま見聞きしたことは、
いままで星団中で囁(ささや)かれて来たどんな噂よりも、
事の核心に迫っているはずだ。
AINSI, CES FOUTUS BERGS EXISTENT VRAIMENT!
C'ETAIT DONC PAS UN BOBARD DE LA PROPAGANDE
まさか本当にバーグ族のやつらが地球に潜り込んで来ているとはな。
あの話は嘘じゃなかったんだ。
[14>1]
MAIS SI... C'ETAIT TRES BIEN, CHERIE!
TRES CHOUETTE!
アラッ、ドウシタノ? アナタトッテモ良イワヨ、ネエッテバ!
トッテモ素敵ヨ。
GOUZI GOU!
ネエ、ネエッテバ!
[14>2]
LE TRAJET JOSQU'A MON CONAPT FUT SANS HISTOIRE!
自分のコナプト(アパートメント)に着くまでは、
とくに何の問題もなかった。
*「CONAPT」はアパートメントの一種。
第1章の[5>5]の注では、ネーベ・S・キンクや、
『The Long Tomorrow』のドールが住んでいることから、
「上流階級が住む瀟洒なアパートメント」と推測しておいたのですが、
ディフールも住んでいるということは、どうやら違ったようです。
SALUT DEEPO!
C'EST BON D'ETRE CHEZ SOI, A L'ABRI! EN SECURITE!
よう、ディーポ!
自分の家まで来ればもう大丈夫だろう。安心しろ、もう安全なはずさ。
A L'ABRI... EN SECURITE...
C'EST CE QUE J'AI CRU PENDANT UNE BONNNE DOUZAINE DE SECONDES
安心しろ……、安全なはず……、
そう思ったのも束の間……
[14>3]
SDOOM SDOOM OUVRE!
ドンッ! ドンッ! 開けろ!
QUE FAIRE DE CE TRUC!?
COMMENT EN TIRER UN PAQUET DE FRIC?!
一体こいつのせいで何が起こってるってんだ?!
大金でも絡んでんのか?
MERDE! QU'EST CE QUE C'EST ENCORE?
くそっ! 今度はいったい何なんだ?
[14>4]
IL ME FAUT UNE CACHETTE GENIALE DANS LA SECONDE QUI VIENT...
もっと気の利いた隠れ家を用意しておくんだったぜ……。
CROOOU!
クルゥゥゥ~!
SDOOM SDOM
ドンッ ドン
[14>5]
ROCHT!
ボコッ!