フランスの漫画家
メビウスについて
日々調査してゆくブログ

by moebius-labyrinth
メビウスの似顔絵-クリックで紹介記事へ
宮崎駿や大友克洋にも影響 を与えた、世界的に有名な フランスの漫画家です。
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Mystere Montrouge
The Long Tomorrow
和訳
毎日すこしずつ和訳を作っています。
『Inside Moebius』
《全画像付き》メビウスの 入門に最適な一篇。洒落た 雰囲気とちょっとシュール なストーリー。メビウスは いかにしてベデを描くに至 ったのか?
『STARDOM STORY』
《全画像付き》スケッチ風 の短篇ベデです。
メビウス「漫画は好き?」
ユニコーン「もちろん!」
『The Long Tomorrow』
《全画像付き》私立探偵のピートは、ドールという美女から仕事を依頼される。しかし彼女が暗殺され、ピートにも追っ手が。はたして事件の真相とは……?
『L'Incal 1』
《全画像付き》メビウスの代表作。謎の物体アンカルをめぐって、私立探偵のジョン・ディフールが冒険を繰り広げます。
メビウスが動く
メビウス作のアニメを、
タダで見よう。

『アルザックラプソディ』
『時の支配者』
『MOEBIUS STRIP』1
『MOEBIUS STRIP』2
「ランカル」が動く
「starwatcher」他メモ
メビウスの壁紙
あなたのパソコンにも
メビウスを!
くわしくはこちらまで。
作品解説
こちらから、各作品の解説に飛んでください。

『アルザック』
「ランカル」
「ブルーベリー」
『アルザックラプソディ』
メビウスが話す
インタビュー動画です。


メビウス&宮崎駿 対談動画
 ├全和訳1
 ├全和訳2
 └『ハウル』DVD
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「ランカル」が動く
チャット:france 5
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アメコミを語る
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いまは『Arzach』の訳を作っています。
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ライフログ
<   2005年 07月 ( 18 )   > この月の画像一覧
メモ:シャルリエのサイト
メビウスの代表作「ブルーベリー」シリーズの原作者、
「ジャン・ミシェル・シャルリエ」(Jean Michel Charlier)
のファンサイトのようです。
● 「Jean-Michel CHARLIER」
● 同上内サイトマップ
「Blueberry」(ブルーベリー)と
「Jim Cutlass」(ジム・カットラス)が
メビウスとの共作です。
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by moebius-labyrinth | 2005-07-28 20:04 | メビウスの子孫たち
フランス人おそるべしっ(前編):Merci mes amis en France et aux Etats-Unis
フランスで運営されている
メビウスのメーリングリストへの参戦記です。
下記のプログラムに従います。

 1. メビウスのメーリングリストの概要
 2. メビウスの画像保管庫の概要
 3. フランスでの日本の「漫画」の生の感想など
 [後編

◆ メーリングリストの概要 - 資料の提供・共有場
 ◆ 概要
問題のメーリングリストの正式名称は
「Mailing liste francophone GIRAUD-MOEBIUS」
(フランス語によるメーリングリスト ジロー・メビウス)
と言います。
名称に「francophone」(フランス語による)とあるとおり、
残念ながらやり取りはすべてフランス語なんですが、
毎日メビウス関連のニュースが投稿されています。
● メビウスのメーリングリスト(概要ページ)
● 同上、最新投稿一覧ページ
概要のページには以下のようにあります。
Description:
Ce groupe permet d'echanger sur le travail
du grand dessinateur Jean Giraud alias Moebius.

解説:
偉大な漫画家ジャン・ジロー・メビウスの作品に関して、
交流をはかって行こうとするグループです。

メーリングリストへの参加は誰でも自由、ともあるのですが、
やはりこういうものにはその場特有の雰囲気というものがあって、
投稿もフランス語に拠ることがルールになっているので、
メーリングリストへの参加方法についてはあえて解説しません。
基本的に、メビウス関連の興味深い情報(画像付きが望ましい)を
フランス語で提供・共有することを目的とするグループです。
あなたがもし、
日本でしか手に入らないようなメビウスの興味深い情報を持っていて、
(画像付きが望ましいです。
 どこかにアップしてメッセージ本文のなかにURLを書き添えてください)
最低限のフランス語の知識があって、
(えーと、僕は無いんですが)
メビウスへの愛とメーリングリストのメンバーへの敬意を忘れないなら、
(これが一番大切だと思います、本当に)
歓迎してもらえると思います。
みんなすごく親切な人ばかりです。

 ◆ 見方、利用の仕方
そして僕が何より凄いと思うのが、
このメーリングリストのやり取りが一般に公開されているという点です。
メーリングリストに提供されている情報そのものは、
メーリングリストに参加しなくても誰でも見れるのです。
● メビウスのメーリングリスト
上記のページのなかの中段「Overview」(概要)とある欄のなかの、
カレンダーの部分(Jan, Feb, Mar,...Dec)を見てください。
月の略称は英語なので多分大丈夫でしょう。
月の略称の下にある数字はその月に投稿されたメッセージの数なんですが、
この数字をクリックすることで、
その月に投稿されたメッセージの一覧ページが開くようになっています。
試みに、2005年1月のページを開いて見ましょう。
● メビウスのメーリングリスト内2005年1月の投稿一覧ページ
「Suject」(投稿の題名)とある欄のテキストをクリックすると、
そのメッセージのページが開きます。
投稿一覧ページの左側最下段にある
「displayed messages per page : 」
(以下の投稿数を一度に表示する)
とある左横のプルダウンメニューのなかから数字を選択することで、
表示件数を選ぶことも出来ます。
● メビウスのメーリングリスト内最新投稿一覧ページ
最新投稿の一覧ページです。
ここで最新の投稿をチェックすることが出来ます。  
さらに、RSSフィードまで配信されています。
● メビウスのメーリングリスト
上記ページのなかの最下段、
「RSS Feed Service」(RSSフィード・サービス)
とある右横の[XML]とあるオレンジ色のボタンがそれです。
とりあえず、最新の投稿をチェックしてみて
メッセージのなかにURLが記入されていたらクリックしてみる、
というだけでも充分恩恵に預かれるのではないかと思います。
(各メッセージの最後にある「.domeus.」を含んだURLは
 このメーリングリスト・サービスの一般情報のものなので、
 クリックするには及びません)


◆ グラバート少佐のアーカイブ - 真に偉大な、画像保管庫
 ◆ 概要、見方、利用の仕方
そして、これがもう本当に凄いところなんですが、なんと、
このメーリングリストを通して集められたメビウスのレアな作品の画像が、
保管庫のサイト上で一般に向けて公開されています。
● 「LES ARCHIVES NUMERIQUES DU MAJOR GRUBERT」
「グラバート少佐のデジタル・アーカイブ」という意味です。
「Major Grubert」(グラバート少佐)というのは、
メビウスの作品の有名なキャラクターの名前です。
フォルダのアイコンが並んでいると思いますが、
その横にあるテキストをクリックして見てください。
(テキストの右横の数字は
 そのフォルダに収録されているファイルの数です。
 日々増え続けています)
たとえば「Affiches Dessins Serigraphie」
(ポスター、デッサン、シルクスクリーン)とかどうでしょうか。
● 同上内「Affiches Dessins Serigraphie」
今度は、ページの上半分はフォルダのアイコン、
下半分は画像ファイルのアイコン
(白い四角のなかに、赤と緑の丸と絵筆が描かれているアイコン)
が並んでいると思います。
この画像ファイル・アイコンの右横のテキストをクリックすることで、
画像を表示させることが出来ます。
ページの最下段にある
「Afficher toutes les images (数字 Ko)」
〔すべての画像を表示する(数字 キロバイト)〕
とあるところをクリックすると、
このページのなかの全画像を一度に表示させることが出来ます。
ただし、当然データの量は重くなるので注意して下さい。
「Ko」とある左横の数字がデータの量です。
「Ko」は「キロバイト」という意味です。

 ◆ 共有の場、ということ
この「グラバート少佐のアーカイブ」でなんと言っても素晴らしいのは、
メビウスのレアな作品の画像をみんなで共有できるようにしてある、
という点でしょう。
トップページには以下のようにあります。
● 「グラバート少佐のデジタルアーカイブ」
Liste des repertoires et/ou images disponibles
誰でも自由に使える画像/フォルダの一覧

「disponibles>disponible」というのは、
「自由に使える、入手できる」という意味です。
ページ最下段には以下のようにあります。
Site collectif a but non lucratif
concu grace aux images
fournies par la Mailing liste francophone GIRAUD-MOEBIUS

「フランス語によるメーリングリスト ジロー・メビウス」
を通して提供された画像のために用意された、
非営利的な共同サイト

Pour sourmettre des images : [メールアドレス]
画像を提供して頂ける場合は右記へ:[メールアドレス]
 *画像を提供するばあいはどこかにアップした上で、
 そのURLをメールの本文に記入するのが良いでしょう。

一人のマニア、コレクターがメビウスの書籍を独占してしまうのではなく、
みんなで情報を持ち寄って、
みんなで(メーリングリストのメンバーに限らず、“みんな”で)
メビウスのレアな作品の画像を共有できるようにしてあるのです。
(保管してある画像は
 あくまで現在入手が困難な作品の画像に限られています)
もうね、あんたらどこまで凄いのかと。
ほんと、マジで尊敬しますよ、マジで。
日本のファンとしても最大限の敬意を払うべき、
真に偉大なサイトだと思います。
個人的にもっとも尊敬しているサイトです。
おかげで、メビウスの作品中屈指のレア度で知られる
画集『LA CITE FEU』(火の街)の画像を
思う存分楽しむことだって出来ちゃうのです。
● 「グラバート・アーカイブ」内「TT TL Portfolio>City of Fire」
この鮮明かつ大サイズの画像! そしてもちろんこの素晴らしい内容!
オークションでは100万円単位で値が付けられることもある、
内容が素晴らしいながらも入手の困難な作品の画像を、
こんなに簡単に楽しむことが出来るのです。
あまりに偉大すぎて泣けてきますよ、本当に。

 ◆ 補足、概要解説ページ
● 「GIRAUD-MOEBIUS.COM」
メーリングリストとアーカイブの概要解説ページです。
「アーカイブのほうは、
メーリングリストのメンバーが画像を共有するための保管庫です。
でも、著作権はメビウスにあることはくれぐれも忘れないでね」
なんてことが書かれてあります。


◆ メーリングリスト参戦記 - フランス人おそるべしっ
さて、じつはちょっとした縁があって、
僕もこのメーリングリストに参加させてもらえることになりました。
日本の「漫画」のヨーロッパでの評判など
いろいろと興味深いことを教えてもらえたので、
簡単ながら紹介してみたいと思います。
感想を一言で言うなら、「フランス人おそるべしっ」です。
ヤツらは日本の「漫画」について
恐ろしいほどの知識と熱い関心を持っています。
僕より「漫画」について詳しいです。いやほんとマジで。

 ◆ 手塚治虫
まず僕は、簡単に自己紹介をしたうえで、
日本の「漫画」にメビウスが与えた影響について概説してみました。
メビウスの多大な影響を受けた日本の漫画家として、
大友克洋、宮崎駿、鳥山明、手塚治虫の名前を挙げてみたんですが、
それに対する反応がのっけから凄いです。

 [僕]
 日本の漫画家、とくに
 大友克洋、宮崎駿、鳥山明、手塚治虫は、
 メビウスの多大な影響を受けているんですよ。

 [Ralph(ラルフ)]
 Je sais qu'en 1982 Osamu Tezuka a fait conference
 au Ikebukuro Seibu Studio sur Moebius.
 Y a t'il en une publication?

 1982年に、池袋西武スタジオで、
 手塚治虫がメビウスについて講演を開いてるんでしょ?
 知ってる知ってる。
 何か資料とかないかな?

おっしゃる通りでございます。
日本でのメビウス関連の情報もしっかりチェックされてるんですね……。
手塚治虫とメビウス:82年の邂逅

また、
僕が手塚治虫とメビウスが一緒に映っている写真を紹介したところ、
さっそくメーリングリストのメンバーが補足情報を追加してくれました。
● メビウスのメーリングリスト内「3577, Re: [giraud-moebius] Merci tout le monde, Terramata, 2005/07/15 1:15」
手塚治虫とメビウスは1982年7月27日に
京都と奈良を観光旅行しているのですが、
この旅に同行した
「Francois Corteggiani」(フランソワ・コルテジアーニ)
というベデの有名な原作者が、
旅の模様をレポートしてくれているようです。
● 「mangakana.com」「from japan>Il y a plus de 20 ans au pays d'Astro Boy...」
このページについては追々訳を付けたいと思っています。

でもね、こんなのは次から始まる怒涛の質問ラッシュへの、
ほんの序章に過ぎなかったのです。
次からはさらに凄いっす。

 ◆ 松本大洋

 [Li-An(リー・アン、だと思います)]
 On pourrait peut etre parler des auteurs japonais
 en dehors des plus connus
 qui semblent inspires par Moebius.
 Je pense a Terada et et ...zut,
 je pensais avoir un de ses albums.
 Le titre c'est genre "Numero 9".

 メビウスに影響を受けている日本の漫画家といったら、
 有名な人以外にもいるんでしょ?
 誰か教えてくれないかな、たとえば寺田(克也)とか、
 えーと、えーと、うーん思い出せないな……。
 僕も、そういう漫画家の単行本を
 一冊買ってみようと思ってたことがあったんだけど。
 なんだったけ、『ナンバーナイン』?

 [Olivier(オリヴィエ)]
 Number 5 de Taiyo Matsumoto.
 Excellent auteur influence par des auteurs comme Moebius,
 Prado ou de Crecy.
 Il a bon tout :o)
 Je recommande Amer Beton du meme auteur,
 mais pas facile a trouver car non reedite.

 松本大洋の『ナンバーファイブ 吾』ね。
 メビウスとか、プラド、クレシーなんかに影響を受けてる、
 すばらしい作家だよね。
 良いセンスしてると思う :o)[笑ってる顔の絵文字]
 松本大洋といったら何と言っても『鉄コン筋クリート』!
 でもフランスじゃ再版されてないから、
 探すのに一苦労なんだよね。

松本大洋がフランスでも人気があるのは知ってたんですが、
まさか寺田克也にまでチェックを入れてるとはっ。
たしかに松本大洋もメビウスのファンで、
昨年日本でも発売されたメビウスのアニメDVD
『アルザック・ラプソディ』の広告にも、
松本大洋がメッセージを寄せていたりします。
僕にとってメビウスは奇跡の人、
永遠のヒーローです。
松本大洋

「Miguelanxo Prado」(ミゲランゾ・プラド、ミゲランショ・プラード)
「Nicolas De Crecy」(ニコラ・ド・クレシー)
はどちらもフランスの有名な漫画家です。
寺田克也も、
メビウスに影響を受けている漫画家、イラストレーターとして
知られています。

 ◆ ヨーロッパの「漫画」熱

 [Christophe(クリストフ)]
 En ce qui concerne le manga;
 il y a depuis plusieurs annees maintenant une folie manga
 et nous decouvrons beaucoup d'auteurs de talents japonais ,
 chinois ou coreens
 et les dessins animes de Miyazaki et de Otomo
 ont accentues ce phenomene.
 Moebius lui meme est un passionne de mangas
 et s'y interesse depuis tres longtemps.
 Personnellement,
 J'ai commence a aime les mangas avec AKIRA de Otomo
 dont la qualite du dessin et de la mise en page
 est extraordinaire.
 Puis j'ai apprecie Taniguchi avec l'homme qui marche.
 Terada est quelqu'un qui est impressionnant dans son dessin
 et sa mise en couleur (je ne connais que Saiyukiden)
 et puis beaucoup d'autres dont je ne rappelle plus les noms.
 (En plus je suis de Limoges
 et notre ville est jumelee avec SETO
 et expose son savoir faire
 a l'exposition universelle jusqu'au 25 septembre.[後略]

 「漫画」について:
 ヨーロッパで「漫画」が熱狂的に迎えられるようになって、
 すでに何年も経っている。
 日本や中国、韓国のすばらしい漫画家たちが沢山紹介されてるよ。
 そして、宮崎駿と大友克洋のアニメ映画が、
 この「漫画」熱に拍車をかけたんだ。
 メビウス自身も「漫画」の熱狂的なファンで、
 もうずっと前から「漫画」に注目して来ている。
 僕は、大友克洋の『AKIRA』に出会ってから
 「漫画」が好きになった。
 『AKIRA』の絵のクオリティーや構図の取り方は、
 本当に凄いと思う。
 あと、『歩く人』を読んで谷口ジローもすごいと思うようになった。
 寺田克也は、とくにその画力と色彩感覚がすばらしい、
 すごい作家だと思う(『西遊記伝』はほんと最高だと思う)。
 えーと、今すぐ名前は出て来ないけど、
 すばらしい漫画家はもっともっとたくさん紹介されている。
 (あと、僕はじつはリモージュ市に住んでて、
 リモージュ市が日本の瀬戸市と姉妹都市な関係で、
 9月25日まで瀬戸物の博覧会が開かれてるんだよ)

あんた、すごいよ……。
韓国の漫画は「Manhwa」(マンハ)という名称で、
日本の「漫画」の影響を受けながらも
独自の表現領域を開拓している漫画として、
フランスでも注目されているようです。
えーと、恥ずかしながら、
僕はこの中で『AKIRA』しかチェックしてません。
最後はちょっと脱線してますが、この気持ちもまた嬉しいです。

 ◆ 寺田克也、谷口ジローの新作

 [Li-An(リー・アン)]
 A propos de Terada[中略]:
 Saiyukiden a ete traduit et publie chez Delcourt.
 Si le dessin impressionnant,
 je ne suis pas convaincu par l'histoire (?).
 A propos de Taniguchi:
 il doit publier un album chez Dargaud
 avec JD Morvan au scenario.
 C'est a dire qu'il publierait directement en France.

 寺田克也について:
 『西遊記伝』はデルクール社から翻訳出版されたんだ。
 絵はたしかに凄いんだけど、
 ストーリーのほうは僕は“?”って感じだった。
 谷口ジローについて:
 シナリオのJDモルヴァンと組んで、
 ダルゴー社からアルバムを出す予定だそうだよ。
 つまり、フランスでじかに作品を出版しちゃうってことさ。

谷口ジローがついにバンド・デシネを出版する予定だということが
分かっているのですが、
 [谷口ジロー特集記事@「Epok」
これか? これがそうなのか?!
● 出版社Dargaud(ダルゴー)社公式サイト
一応"taniguchi"でサイト内検索を掛けてみたんですが、
ヒット件数0でした。
ダルゴー社というのは、ベデの伝統的な大手出版社です。
僕の知る限りでは、
いままで日本の「漫画」の翻訳書などは手掛けていないと思います。


後編]につづきます。
[PR]
by moebius-labyrinth | 2005-07-25 22:59 | メビウスを語る
フランス人おそるべしっ(後編):Merci mes amis en France et aux Etats-Unis
前編]からの続きです。
フランスで運営されている
メビウスのメーリングリストへの参戦記です。

◆ メーリングリスト参戦記 - フランス人おそるべしっ
 ◆ 丸尾末広、高山和雅、坂口尚

 [desertb(デゼール・ベ、B砂漠)]
 ・"La face cachee de la Manga",
  P.106, in "Silence, On reve" - Castermann, 1991,
  ou Moebius fait une breve introduction
  pour 2 auteurs juges...subversifs,
  Suehiro Maruo & Takayama
  (le fameux "Paranoia trip",
  dont je cherche toujours une edition,
  meme en condition modeste...)
 ・"Ikkyu", de Hisashi Sakaguchi, tome 1, edition glenat de 1996:
  interview de Moebius par David Schmit (environ 3 pages),
  ou il est question de Manga a Angouleme,
  de Manga face a la BD franco-belge
  et de Ikkyu en particulier...

 ・『お静かに、みなさん夢の中ですから』(Silence, On reve)
  〔カステルマン社、1991年〕の106ページに載ってる
  「『漫画』のもう一つの顔」って言う文章のなかで、
  メビウスが「漫画に革命をおこすかもしれない」と言って
  二人の作家を簡単に紹介しているよ。
  丸尾末広とタカヤマだ。
  (あの有名な『Paranoia trip』の作者だ。
  状態が良くなくてもいいから一冊欲しくてずっと探してるんだけど、
  なかなか無いんだよね……)
 ・『あっかんべェ一休』第1巻(坂口尚、グレナ社、1996年):
  ダヴィッド・シュミットによるメビウスのインタビューが載ってる。
  (約3ページ)
  アングレーム国際ベデ・フェスティバルのときのもので、
  フランスとベルギーのベデに関連のある「漫画」について
  語っている。
  で、その中でとくに『あっかんべェ一休』の名が挙げられてるんだ。

あんたも、すごいよ……。

丸尾末広(まるおすえひろ)は
エログロ趣味全開のエグイ漫画家として知られているようです。
● ウィキペディア日内「丸尾末広」
● 丸尾末広公式サイト「丸尾地獄」
  *表紙ページからいきなりエグイです。こういうの大好きです。
● ファンサイト「丸尾マニア」

「タカヤマ」(Takayama)は「高山和雅」を指しているようです。
『Paranoia trip』とあるのは
『パラノイア・トラップ』(Paranoia trap)の誤記なのでしょう。
(最後から2文字目が違います)
SF漫画を中心に活動している作家のようです。
残念ながら日本での認知度は非常に低いように思いますが、
魅力的な作品を制作しているようです。
高山和雅に関するオンラインの解説としては、
次のものがおそらく唯一ではないかと思います。
● 「ごろねこ倶楽部」内「まんがの部屋>た行の作家」
上記ページの中央やや下のあたりで
高山和雅の単行本の表紙画像が紹介されていますが、
たしかに、いかにもフランスで受けそうな作風のようです。
 *「高山和雅」に関しては
 当サイトの訪問者マルケスさんに教えていただきました。
 ありがとうございました。

坂口尚(さかぐちひさし)は、
日本漫画家協会賞を受賞した『あっかんべェ一休』で
とくに良く知られている漫画家で、
同書の翻訳書はフランスでも販売されています。
● ウィキペディア日内「坂口尚」
● ファンサイト「坂口尚氏の小部屋」

この「desertb」という人は、
「これらのインタビューの画像を日本まで郵送してあげようか?」
なんてことまで言ってくれたのですが、
さすがにそれは悪いので、丁重にお断りしておきました。
いい人です。
なお、彼のハンドルネームは
メビウスの画集『40 days dans le desert B』(B砂漠での40日)から
採ってあるだと思います。

にしても、メビウスもフランスの「漫画」ファンも、
いったい何者なんだ……。
僕はどれも読んだことないんですが……。

 ◆ アニメ映画『ニモ』

 [Pedro Gil(ペドロ・ジル)]
 Moebius etait une autre periode au Japon
 pour faire le dessin anime 《Nemo》,[後略]

 メビウスは、映画の『ニモ』のデザインをするために、
 日本に行ったこともあるんだろ?

当然『ニモ』のこともチェック済みのようです。
日本では通常『リトル・ニモ』と呼ばれているアニメ映画に、
メビウスがデザイナーとして参加しています。
『リトル・ニモの野望』解説

 ◆ メビウスのインタビューと歯痛
さらに、僕が
日本の雑誌に掲載されたメビウスのインタビューを紹介してみたところ、
 [「デザインの現場」所載インタビュー
なかなか興味深い補足情報を教えてもらえました。

 [E.T.(フランス語では“ウ・テ”と発音します)]
 Ces photos ont bien ete realisees au milieu des annees 90
 dans un studio de dessin anime proche de l'ORTF
 (la television francaise) pour le magazine japonais.
 Moebius travaillait sur un pilote de DA
 et il avait tres mal aux dents.
 Voila pourquoi son visage est severe.

 [インタビューに載っているメビウスの]この写真は、
 90年代のなかばに日本の雑誌のために撮られたものに間違いないよ。
 撮影場所は、「ORTF」って言うフランスのテレビ局の近くにある
 アニメスタジオだ。
 メビウスはこの時雑誌「ピロット」誌のために仕事をしていて、
 虫歯が酷かったらしい。
 メビウスが厳しい顔つきをしてるのはそのせいなんだよ。

メビウスが厳しい顔つきで映っているインタビューの写真というのは、
こんな感じ(クリックで別窓で表示、237Kb)です。

そうかぁ~、このときメビウスは虫歯を、ってオイ。
あんたは何でそんなことを知ってんのかと。>E.T.
な、何者なんだ、一体……。
「ピロット」誌というのはフランスの有名な漫画雑誌で、
原文の「DA」というのはこの雑誌の出版社
「Dargaud」(ダルゴー)社のことではないかと思います。

 ◆ フランスでのメビウスの認知度と若手の台頭
最後に、これもとても大切なことだと思うので、
ぜひとも紹介したい投稿があります。

 [僕]
 日本人はほとんどメビウスのことを知らないんだ。
 僕は、これはとても不幸なことだと思うんだ。

 [Li-An(リー・アン)]
 [前略]je peux t'assurer
 que beaucoup de jeunes lecteurs de BD fancophones
 ne connaissent que l'Incal
 (et je rencontre de plus en plus de jeunes auteurs BD
 qui ignorent tout du travail de Moebius sauf l'Incal).
 Ce qui n'etait pas du tout le cas dans les annees 80
 ou Moebius etait une reference importante
 pour les jeunes auteurs.

 うーん、でもね、
 フランスのベデの読者のなかでも、
 若い人の中には「ランカル」[メビウスの代表作です]を
 知らない人がたくさん居たりするものなんだよ。
 (それどころか、ベデの若手作家のなかにも、
  「ランカル」くらいしかメビウスの作品を知らない、
  って人もだんだんと増えて来ているんだ)
 たしかに80年代には、
 メビウスは若手作家にとってもっとも重要な作家だった。
 でもね、それが全てじゃないってことなのさ。

手塚治虫も
一時期劇画におされてスランプに陥っていたと聞きますし、
メビウスも宜(むべ)なるかな、といった所でしょうか。
たしかに最近は、
日本の「漫画」の影響を受けた新しいスタイルのベデが
ぞくぞくと制作・発表されていると聞きます。
このLi-Anという人物は
このメーリングリストのなかでも活発に発言している人で、
(どうやらプロのイラストレーターか何かのようです)
その意味では筋金入りのメビウス・ファンなのですが、
だからといって無闇にメビウスを崇(あが)め奉っているわけではない、
という点は見習いたいものです。
● 「LE SITE DE LI-AN」
  彼のサイトです。ランプをもった小人の絵をクリックすると、
  彼のブログに移ります。
  「illustrations--BD--actualite」
  (イラストとベデのニュース)とあります。

 ◆ ヨーロッパ人の「漫画」の読み方
ということで、
メーリングリストの参戦記はひとまずここまでです。
フランスの「漫画」ファンは
確実に僕なんかよりも「漫画」について詳しいようです。

ただ、フランスでの「漫画」の受容のされ方には
どうも一つの傾向がある
ように思います。
たしかに大友克洋や宮崎駿を筆頭として
日本の「漫画」はヨーロッパでも高く評価されているようなんですが、
その一方で、フランスの「漫画」のファンサイト等を覗いてみると、
藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫といった名前は
不思議なほど見かけません

その一方で、失礼ながら
日本では一部に熱狂的なファンを持ちながらも
むしろいまひとつメジャーではない谷口ジローが、
最高級の評価を得ていたりします。
どうも、いわゆる“芸術志向”の「漫画」が、
ヨーロッパでは高く評価されている
ようです。
バンド・デシネがもともとそういう性格のものなので、
そういった作品を好む土壌が出来ているのでしょう。
(売上だけを見るなら、
 たとえば「少年ジャンプ」に連載されているような
 「漫画」らしい「漫画」もしっかり売れているようです)
フランスではまさしく「漫画の神様」として
日本での手塚治虫的な位置にいるメビウスが
日本ではほとんど知られていない、
ということと対照的だと思います。
日本の「漫画」が世界的に売れているからといって、
世界の漫画ファン全員が
日本の漫画ファンと同じ嗜好を持っているわけではない

ということは押さえておくべきだと思います。
この差がとても大切だと思うのです。

ひとつ注意しておかなければならないのは、
フランスと日本の間にあるこの“差”は
決して優劣の差ではなくて、単に嗜好の差だという点です。
谷口ジローはたしかにフランスで最高級の評価を得ていますが、
「だから谷口ジロー(もしくは“海外で評価されている作家”)は
 すごいんだ!」
なんていう受取られ方がされるなら、
僕は、それはとんでもない誤解だと思うのです。
“漫画に関する視野の広さ”に限って言うなら、
日本人よりもフランス人のほうが優れているとは思います。
ただ、だからと言って、
フランス人のほうが漫画の真価を理解している、
ということには成らないと思うのです。
フランス人は『ドラえもん』を知りません。
(わざわざフランス人の威なんか借りなくても、
 谷口ジローは充分すごいです)
フランスと日本の間にあるこの“差”を利用して、
自分のなかにある「漫画」に関する固定観念を壊すこと。
この“差”を、「漫画」の新しい可能性を拓くために利用すること。
そういう事こそが大切なんだと思います。


◆ 最後に A la fin, un petit mot
Merci beaucoup pour votre bon accueil,
tout le monde dans la mailing liste.
Regrettablement,
Moebius est encore presque inconnu au Japon.
La plus grande partie de lecture japonaise de manga
ne connaissent pas ni l'admirable monde de la bande dessinee,
ni celui du comics.
Elles essaient de lire les seules mangas.
En plus,
elles parlent ceci
sans lire Moebius ou sans lire «Sandman» (comics) :
«Le manga est la plus grande dans le monde entire !
 Les dessins des autres pays sont bien inferieurs a le manga.»
Je pense que
Il est tres regrettable, tres malheureux et tres honteux.

La derniere fois,
je me suis bien etonne
quand je recherchais sur la Wikipedia francaise
et sur le site officiel de
Festival International de la Bande Dessinee.
Il y a non seulement un article sur le manga,
mais aussi celui sur le manhwa (le dessin coreen) !
(les lecteurs japonais de manga connaisent peu le manhwa...)
Quand j'ai fait la conversation avec vous,
je me suis bien etonne que vous etiez tres verse dans le manga.
Merci beaucoup d'aimer les mangas :-)
Nous autres japonais sommes tres honores.
Et j'ai un profond respect a votre esprit ouvert sur les dessins.
Je crois que les japonais doivent avoir cet esprit ouvert.
J'espere que les japonais parleront un jour ceci :
«Le manga est magnifique !
 Mais, la bande dessinee aussi, les comics aussi, le manhwa aussi.
 Tous sont magnifiques !
 Dans le monde,
 il y a beaucoup de dessins magnifiques
 que nous ne connaissons pas encore !»
Je crois que ce jour viendra certainment.
Et j'espere que ce mon site est utile a cela.
Merci beaucoup pour votre bon accueil,
tout le monde dans la mailing liste.
Et je me recommande a vous pour l'avenir.

メーリングリストのみんな、僕を歓迎してくれてありがとう。
残念ながら、日本ではメビウスはまだほとんど知られていない。
日本の漫画読者の大半は、
バンド・デシネのすばらしい世界も、アメコミも知らないんだ。
彼らは日本の「漫画」しか読もうとしない。
しかも彼らは、
メビウスも『サンドマン』[アメコミの有名な作品です]も読まずに、
こんなことを言っているんだ。
「日本の『漫画』は世界一すばらしい!
 他国の漫画は数段おとる」
と。
僕は、これは、すごく残念で、すごく不幸で、
すごく恥ずかしいことだと思っている。

この前、フランスのウィキペディアと
アングレーム国際ベデ・フェスティバルの公式サイトを見ていて、
すごくびっくりしたことがある。
そこには、日本の「漫画」だけじゃなくて、
韓国のマンハに関する記述まであったんだ。
(日本の漫画読者はマンハについてもほとんど知らない)
あなた達と話してみて、
フランス人があまりに「漫画」について詳しいのですごくびっくりした。
「漫画」を好きになってくれてありがとう。
とても光栄に思います。
そして僕は、フランス人の漫画に関する広い視野に、
深い尊敬の念を抱いています。
僕は、日本人も、この広い視野を持てれば良いと思っています。
いつの日か、日本人がこう言う時が来れば良いと思っています。
「日本の『漫画』はすばらしい!
 でも、バンド・デシネだって、アメコミだって、
 マンハだってすばらしいじゃないか!
 世界には、まだまだ
 私たちの知らないすばらしい漫画がたくさんあるぞ!」
ってね。
その日が来ることを信じている。
そして、僕は、僕のこのサイトが、
そのための役に立てれば良いと思っている。
メーリングリストのみんな、歓迎してくれてありがとう。
そして、これからもよろしく。


前編]へ
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by moebius-labyrinth | 2005-07-25 22:45 | メビウスを語る
フランス語? からっきし出来ませんが、何か?
おかげさまで何とか今までこのサイトを続けることが出来て、
また、僕の記事に関して
色々と感想を寄せていただく機会にも恵まれるようになりました。
感想を寄せていただけること自体はとても感謝しているのですが、
(本当にとても感謝しています。ありがとうございます)
ただ、その中で一点だけ、
どうにも違和感を感じてしまうことがある
のです。

今回は直接メビウスには関係しないのですが、
でも、日本人としてバンド・デシネを読んで行くうえで
とても大切なことだと思うので、
ちょっとだけ脱線させてください。
今回の問題は、
「僕(「メビウス・ラビリンス」の管理人)は
 フランス語が出来るのか?」

です。
答えから先に言うと、もちろん出来ません。出来ませんとも、からっきし。
でも、「フランス語が出来る」って一体何なんでしょうか?
僕たち日本人がバンド・デシネを読むって、
どういう事なんでしょうか?

 *当サイトは、フランスの漫画家「メビウス」のファンサイトです。
 「バンド・デシネ」とはフランスの漫画のことです。
 くわしくは以下の記事を参照してください。
 [基本用語解説
 [メビウスを始めて知った方へ:宮崎駿との対談動画に寄せて

◆ 「フランス語が出来るって羨ましいです」に対する違和感
僕が違和感を感じるというのは、
たとえば以下のような言葉に集約されます。
フランス語が出来るって、うらやましいです
 *誤解して頂きたくないのですが、
 この言葉は特定の個人の言葉を引用したものではありません。
 同様の感想を今まで何度か頂いています。
 それらの感想を要約して、
 僕が新たに書き起こした言葉です。
 特定の個人をあげつらったり、
 個人攻撃をしたいわけではありませんので、
 くれぐれも誤解しないでください。

まずこの言葉に端的に答えるならば、
僕はフランス語は出来ません
個人的なことで恐縮ですが、
僕はあくまで趣味として
自分で勝手にちまちまとフランス語の勉強をしていて、
この記事を書いている時点でちょうど勉強歴1年といったところです。
独学でたった1年。
フランス語が出来ているわけがありません。
でも、
その点でフランス人に何か引け目を感じることはありません
(あなたがもしフランス語が出来なくても、
 フランス人に対しても、僕に対しても、
 引け目を感じる必要なんてないと思います)
そもそも、「フランス語が出来る」って一体何なんでしょうか?


◆ Pedroはやっぱり偉大だと思う
「フランス語が出来る」か否かという点に関しては、
正直に言うと、僕もつい最近まである誤解をしていました。
僕は最近フランス人とフランス語でやり取りをする機会に
恵まれるようになったのですが、
そこでこのようなやり取りがありました。

 [僕]
 僕のフランス語は相当ひどいだろ?
 ごめんね。

 [相手のフランス人]
 いや、そんなことは気にしなくてもいいよ。
 それに君の言っていることはちゃんと理解できるよ。
 それにね、僕たちだって、
 日本人がフランス語を話すのが難しいってことは分かってるさ。
 一歩一歩すこしずつ勉強して行けば良いことじゃないか。

このフランス人のハンドルネームは
Pedro Gil(ペドロ・ジル)と言います。
● メビウスのメーリングリスト内「3570, RE: [giraud-moebius] Merci tout le monde, Pedro Gil BD, 2005/07/14 23:03」
僕がもっとも大切だと思うのは以下の一節です。
[前略]le conseil que je te donne
est de pas avoir le peur de ecrire tort,
tout monde donne nous un peu de distance
et si quelqu'un ne comprendre pas quelque chose
elle peu toujours demander de nouveau :-)

日本とフランスの間にはちょっとした距離があるものだろう?
だから、フランス語が下手くそだなんて、
気にすることなんてないさ。
何か分からないことがあったらこっちから訊くから、
その時はまた新たに書き直せば良いじゃないか。

結構くだけた言い方をしてくれちゃってるので逆に難しいのですが、
つまり彼の言いたいことは、
日本人がフランス人のようにフランス語を話す必要はない
ということだと思うのです。
(すくなくとも僕はそう受け取りました)
これがすごく大切なことだと思うのです。
そうです。
べつに、日本人がフランス語が出来る必要なんてないんです。
それに、そもそも日本人はフランス語なんて出来るようにはなりません
だって日本人なんですから。
生まれたときからフランスで、
ずっとフランス文化のなかで育って来たような人たちと同等に、
「フランス語が出来る」なんて、なれるわけがありません。
僕はそのことを、他でもないフランス人から教わってしまったわけです。
フランス人だから、という理由ではなく、
こういった考え方に対して、
僕はこのPedroという人物を深く尊敬しています。
 [フランス人おそるべしっ(前編):Merci mes amis...
 [フランス人おそるべしっ(後編):Merci mes amis...

◆ フランスは漫画家のユートピアか?
この点に関して、ちょっと補足しておきたいことがあります。
とくに日本の「漫画」の作者の方々の中に、
次のようなことを言う方がいらっしゃるようなのです。

 [とある日本人漫画家の台詞]
 フランスの漫画家は芸術家なんだって。
 漫画を描くときには、数ヶ月から何年もかけて一作仕上げるそうだ。
 優雅にバカンスとかにも行くらしいよ。
 この前、日本の漫画の制作ペースを
 フランスの漫画家に言ってみたら、
 目を丸くして驚いていた。
 「そんなに働いて、いつ休むんだ?」
 だってさ。
 フランスの漫画家がうらやましい。
 日本の漫画家は虐(しいた)げられすぎだ!


完全な誤解です。
まず、フランスの漫画
(「バンド・デシネ」略して「ベデ」と呼ばれます)と
日本の「漫画」では根本的に内容が異なります
フランスの漫画は基本的にオールカラーで、
絵柄も手の込んだものが多く、
ストーリーだって難解で高尚なものが多いのです。
しかも基本的にアシスタントなどは雇わず、
それらすべてを一人の作家が(背景なども含めて全て一人で)制作します。
しかも、フランスの漫画家は、日本の漫画家のように、
“漫画”だけを描いているのではありません

イラストレーターや映画のデザイナーなど、
いろいろな仕事を平行してこなす場合が非常に多いのです。
たとえばフランスで手塚治虫的な位置付けにある偉大な漫画家、
ジャン・ジロー・メビウスの仕事ぶりを見てみましょう。
メビウスは70年代の半ばに、
自分の描きたい漫画を発表する場がないという理由から、
自分であらたに漫画雑誌を創刊しました。
そしてその漫画雑誌を発行するために出版社も設立しました。
さらにバンド・デシネの海外進出にともなって、
先の漫画雑誌のアメリカ版の創刊出版社のアメリカ支社を創設し、
みずから渡米してアメリカを拠点として世界的に仕事を開始しました。
(日本の「漫画」がメビウスの影響を受けたのもこの時期です)
 *この点も誤解している人が多いのですが、
 世界的規模のマーケットを確立したのは
 日本の「漫画」が初めてではありません。
 一番最初はアメリカの「アメコミ」(Comics)です。
 その次は70年代後半から80年代にかけておもにアメリカに進出した
 フランスのバンド・デシネです。
 日本の「漫画」が世界的に売れ出したのはここ数年に過ぎません。
 さらに最近は韓国の漫画「マンハ」(Manhwa)が
 注目を集めつつあるようです。
これらの仕事と平行して、
漫画を描き、イラストレーターや映画のデザイナーとしての仕事も
こなしているのです。
また、たしかにフランスでは漫画は芸術として認められていますが、
それはあくまで「9番目の芸術」でしかありません。
「9番目」の前には、文学や絵画、映画、ラジオ、テレビ等、
漫画よりも高級な芸術(と考えられているもの)が存在するのです。
フランスの漫画は芸術ではあるけれども、
それはあくまでもっとも下級の芸術でしかない
のです。
問題はさらにあります。
フランスの漫画は、日本のように漫画雑誌には連載されず、
基本的に単行本(「アルバム」と呼ばれます)の書き下ろしで
発表されます。
そのため、新人が登場する機会が日本にくらべて格段に低いと聞きます。
フランスの漫画の新人は、自分たちの作品を発表するために、
出版社の設立から開始するのです。
(実際にそのようにして登場した新人がたくさんいます)
漫画雑誌での新人のデビューのチャンスがどれだけでもあって、
基本的に漫画だけを描いていればよくって、
作品の背景の描出に新人のアシスタントを登用して、
その絵柄が浮いていてもたいして気にされなくって、
大多数の日本人が
「日本の『漫画』は世界的に売れているんだって。
 世界一すばらしいんだって。
 これからは、『漫画』や『アニメ』やゲームなんかを、
 世界的に売り出して行かなきゃならないね」
なんてことを素朴に信じちゃっている。
日本の漫画家の方がよっぽど恵まれているじゃないですか。
至極あたりまえのことですが、
日仏双方にそれぞれの長短があるのです。
フランスの長と日本の短だけを見て、
フランスを漫画家のユートピアとして夢見るなんて、
単なる“逃げ”に過ぎません。
そしてこのことは、僕たち「漫画」の読者にとっても
とても大切なことだ
と思うのです


◆ 僕たちがベデを読むということ
当サイトがバンド・デシネのファンサイトで、
僕がバンド・デシネのファンだからといって、
僕は、日本の「漫画」よりもバンド・デシネの方が優れている、
などとはこれっぽっちも思いません。
(僕も日本の「漫画」は好きです)
日本の「漫画」とフランスのバンド・デシネは、
そもそも拠って立つ価値観が根本的に異なる
のです。
この差を無視して安易に優劣を比較するのは、
ナンセンスと言うほかありません。
僕は、むしろその“差”を、
日本の「漫画」をより面白くすることに利用したい
のです。

日本ではよく、
「日本の『漫画』は世界一すばらしい!」
と言われます。
僕も、日本の「漫画」は「世界一」と称されて良いほどに
素晴らしいと思います。
しかしながら、ここで立ち止まって、
この“日本の「漫画」”とは一体何なのか
ちょっと考えて見てほしいのです。

たとえば、日本どころか世界を制覇したと言っても過言ではない
日本の「漫画」の代表格、
鳥山明の『ドラゴンボール』を見てみましょう。
この作品は日本だけではなく世界的に売れています。
(フランスでも翻訳書が出版されています)
でもこの作品は、素人目に見ても明らかに
アメコミの影響を受けているじゃないですか。
そして分かる人が観れば分かるのですが、
フランスのメビウスの影響だってちゃんと受けているのです。
さらに、80年代に日本の「漫画」に革命を起こしたとされる
大友克洋の『AKIRA』、
いまや世界的な巨匠となりつつある宮崎駿の『風の谷のナウシカ』、
そして何とあの手塚治虫ですら、
メビウスの影響を受けているのです。
誤解していただきたくないのでもう一度言わせてください。
だからと言って僕は、
メビウスのほうが鳥山明、大友克洋、宮崎駿、手塚治虫よりも優れている、
なんてことを言いたいわけではありません。
日本の「漫画」の偉大なる先達たちが
漫画の新しい可能性を切り拓くとき、
そこには必ず、
従来の「日本」の「漫画」という
狭っくるしい枠組に囚われない、
もっと広い視野が存在したはずだ
、ということを確認したいのです。

例えば手塚治虫を、
「マンガの神様」だ、ヒューマニストだなどと言って
崇(あが)めたてまつるような人たち。
「日本の『漫画』は世界一すばらしい! 他国の漫画は数段おとる」
なんてことを素朴に信じてしまっているような人たち。
こういった人たちは、
「日本」の「漫画」という固定観念を強化してしまって、
逆に、日本の漫画の可能性を狭めてしまっている

と僕は思うのです。
手塚治虫を「神様」とあがめるなら、
その神様の持っていた広い視野をこそ受け継ぐべきです。


◆ 「漫画」の読者として出来ること
残念ながら僕は、
メビウスやバンド・デシネのことを知ったのがつい最近のことで、
日本の「漫画」についても人並み以下の知識しか持ち合わせていません。
今はまだまだ資料を集めていると言った段階で、
バンド・デシネと「漫画」のあいだにある“差”を利用して
何が出来るのか、
アイデアはあっても具体的にまとめるまでには至っていません。
しかも僕は漫画の実作者でも編集者でもないので、
漫画の実作を以って何かが出来るというわけでもありません。
ただ、読者としてなら、
いかほどかのことは出来るのではないか
と思っています。
といってもあくまで趣味でしかないのですが、
日本人としてフランス語を利用すること
バンド・デシネをあくまで日本人の目で読むこと
そして、「日本」の「漫画」という固定観念を破ろうと心がけること
それがとても大切なことだと思うのです。
というか、そんな堅苦しいことなんて言わなくても、
そういうのが実は一番エキサイティングで楽しいじゃないっすか、
と思うわけです。
つまり何が言いたいのかと言うと、

 僕はフランス語は出来ません。
 あなたもフランス語なんて出来なくたっていいから、
 バンド・デシネをもっと気軽に楽しんでください。


ということなわけです、はい。


Merci Pedro, Tes mots ont me donne du courage :-)
ありがとう、ペドロ。すごく良いことを教えてもらった。
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by moebius-labyrinth | 2005-07-24 21:49 | - 番外篇 -
谷口ジロー特集記事@「Epok」
フランスのメビウス・ファン、jeando氏が、
フランスの雑誌に掲載された谷口ジローの特集記事をスキャンして
ウェブ上にアップしてくれました。
その記事の抄訳です。


◆ jeando氏提供の画像
とりあえず以下のURLをチェックしてみてください。
● jeando氏の特設ページ

もともとは、フランスで運営されているメビウスのメーリングリストに向けて
jeando氏が投稿してくれたものです。
● メビウスのメーリングリスト「3590, [giraud-moebius] Taniguchi, jdo, 2005/07/17 0:46」

問題の雑誌はフランスの大型書店フナック(Fnac)が発行している
「Epok」という雑誌の2005年6月号(第56号)のようです。


◆ 抄訳
とりあえず抄訳を作っておきます。

Le Japonais Jiro Taniguchi est
l'un des maitres du manga "de qualite",
l'equivalent d'un Miyazaki dans le domaine de la BD.

日本人の谷口ジロー氏は
“上質”の作品を描く「漫画」の巨匠の一人だ。
ベデの世界では宮崎駿氏と同等の評価を得ている。
 *「ベデ」(BD)とはフランスの漫画のことです。
 当サイトでは、世界の漫画と日本の“漫画”を区別するために、
 日本の“漫画”は
 カッコつきの“「漫画」”と表記するようにしています。
 フランスでは各国の漫画が呼び分けられています。
 フランスの漫画:Bande Dessinee, BD(バンド・デシネ、ベデ)
 日本の漫画:Manga(マンガ)
 アメリカの漫画:Comics(コミック)
 韓国の漫画:Manhwa(マンハ)
 [基本用語解説

Dans les quartiers de Jiro Taniguchi
谷口ジローの街で

Samedi 9 avril 2005 :
2005年4月9日(土曜日)

pour la premiere fois depuis longtemps,
Jiro Taniguchi et ses quatre assistants sont en retard
pour demarrer leur journee de travail.
La veille, comme des millions de Japonais,
ils ont fete jusque tard l'apparition des cerisiers en fleur.
Seule une fete comme Sakura peut troubler
les habitudes de travail des Japonais

この日、谷口ジロー氏と4人のアシスタント諸氏は
仕事が全然はかどっていないようだった。
こういうことは長くやって来て始めてのことらしい。
というのも、前日遅くまで花見をしていたかららしいのだ。
(桜の開花を祝ってパーティーを開くのが日本の習慣らしい)
日本人というのは、
「サクラ」というようなパーティーを開いて
仕事のペースを大いに乱してしまうような人種のようだ。
 *「Sakura」(サクラ)とあるのは
 おそらく「花見」(Hanami)と言いたかったのでしょう。
 本文の以下の一文は「花見」の解説です。
 「もともと神聖なセレモニーだったのが、
 いつしか大いに酒を呑む口実となった」
 というようなことが書かれています。
 誰とは言いませんが、
 とある漫画家のせいで偏見を持たれているようです。
 誰とは言いませんが。

A 57 ans,
Jiro Taniguchi est condidere en Europe
- particulierement en France et en Italie -
comme un maitre du manga de qualite [中略],
tres loin des cliches
que le genre peut encore vehiculer chez nous
Impose en France par le dessinateur et traducteur Frederic Boilet,
Jiro Taniguchi est ainsi devenu, en quelques annees,
l'equivalent en bande dessinee de Miyazaki.

谷口ジロー氏(57歳)は、ヨーロッパ、
とくにフランスとイタリアで、
上質の作品を描く「漫画」の巨匠として知られている。
「漫画」というと、我々フランス人にとっては
パターン化された表現という印象があるが、
氏の作品はそういったマンネリズムとは程遠い。
氏の作品は、
漫画家でもあり翻訳家でもあるフレデリック・ボワレ氏によって
フランスに熱心に紹介されて来ている。
そのおかげで、ここ数年で、
バンド・デシネの世界における氏の評価は宮崎駿氏と肩を並べている。
 *「フレデリック・ボワレ」(Frederic Boilet)は
 東京在住のフランス人漫画として、
 日本の「漫画」とフランスのベデを融合した
 「ヌーベルまんが」というものを提唱している漫画家です。
 ● フレデリック・ボワレ公式サイト
 *たしかにフランスでの谷口ジローの評価は
 日本では考えられないくらい高いようです。
 フランス漫画界最大のイベント、
 アングレーム国際ベデ・フェスティバルでも何度か受賞経験があります。

Ce matin,
quand il rejoint son atelier installe dans le quartier de Kunagawa,
une paisible banlieue de Tokyo,
Jiro Taniguchi a l'esprit trouble.

今朝、
東京の郊外の閑静な一角、久米川町にある氏のアトリエに
谷口氏が帰りついたときには、
氏は疲労困憊の態であった。
 *原文では、谷口氏のアトリエは「Kunagawa」(くながわ)にある
 と書かれていますが、
 これはおそらく「久米川」(くめがわ、Kumegawa)の
 誤りなのでしょう。
 僕の調べた限りでは谷口氏のアトリエは
 東京都東村山市の久米川町にあるようです。
 ● ボワレ公式サイト内「『Sakka』コレクション>5p」
 ● 江口寿史公式サイト内「江口寿史の日々メモ>2001年5月8日」

Mais, au contact des planches de dessin,
son regard fatique par la nuit retrouve rapidement sa flamme.
Depuis plusieurs mois,
il est plonge dans un univers
encore inedit pour son lectorat occidental :
le western,
qu'il publie en serie dans le magazine japonais Manga Action.

しかしながら原稿に向うや否や、
氏の眼差しは、昨夜の疲労の色を脱してたちまち輝きを取り戻した。
ここ数ヶ月間、
氏は、西洋に住むファンに向けてはまだ紹介していない
ある作品に掛かりっきりだという。
その作品はウェスタン・コミック。
日本の漫画雑誌「漫画アクション」で連載されている。
 *「漫画アクション」連載のウェスタン・コミックというと
 『天の鷹』がありますが、後述する本文を参照すると、
 これはどうやら『シートン』を指しているようです。
 *「ウェスタン・コミック」というのは
 西部劇を題材にした漫画のことです。
 日本ではほとんど馴染みがありませんが、
 アメリカやフランスでは
 伝統的な一ジャンルとして確立されているようです。
 日本の時代劇のようなものだと考えれば良いでしょう。

Vetu d'un simple sweat-shirt noir,
le maitre se fond dans le desordre de son minuscule atelier :
un banal appartement de deux (petites) pieces,
ou s'entassent feuilles volantes, photographies de reperage,
instruments de dessin (crayons, encres et fusains),
bandes dessinees europeennes (Blueberry, L'autoroute du soleil...),
mangas d'un autre temps, lits de fortune
et vieux vinyles ecornes de jazz
ou de musique traditionnelle japonaise.
La modestie du maitre des lieux le pousse a s'excuser :
《Cet atelier...
C'est la preuve que je ne suis pas un grand mangaka!》

黒い質素なスウェットシャツに身をつつみ、
この「漫画」の巨匠は、
雑然とした狭いアトリエのなかに埋もれながら仕事に取り掛かった。
いたって普通のアパートの(狭い)二部屋が氏のアトリエだ。
雑然と山積みにされた大量の紙、資料用の写真、
鉛筆やインクやデッサン用木炭といった画材、
ヨーロッパのバンド・デシネ(「ブルーベリー」や「太陽のハイウェイ」)、
古い「漫画」、仮設ベッド、
聴き込んで擦り切れたジャズや日本の伝統音楽のレコード、などなど、
氏のアトリエは大量のもので溢れている。
谷口氏は恥ずかしがってそういったものを脇に押しのけながら、
ちょっと済まなさそうにこう語ってくれた。
「いやあ、このアトリエはちょっとね……。
僕が偉大な漫画家なんかじゃないって良く分かるでしょ?」
 *「ブルーベリー」(Blueberry)は
 メビウスの代表作のウェスタン・コミックです。
 [「Blueberry」(ブルーベリー)シリーズ解説
 *「太陽のハイウェイ」(L'autoroute du soleil)は
 「Baru」(バリュ)という作家の作品です。
 ● 出版社Casterman社公式サイト内「L'autroute du soleil」のページ
 イタリア移民労働者の息子アレクサンドル(17歳)と
 ハンサムで女ったらしのカラム(22歳)との物語、
 というようなことが書かれてあります。

En se levant pour servir un verre,
il renverse un paquet de croquis de sa bande dessinee en cours,
Setan, ce western directement inspire de l'univers du Blueberry
de Moebius.

今朝方一杯ひっかけようとした際に、
いま連載中の『シートン』という作品のネームに
お酒をこぼしてしまったそうだ。
このウェスタン・コミックは
メビウスの「ブルーベリー」から着想を得ているという。
 *原文「se levant」は「ce levant」(今日の日の出時)の
 誤植ではないかと思います。
 *「croquis」は「クロッキー、略画」という意味ですが、
 ここでは「(漫画の)ネーム」のことを言っているのでしょう。
 「ネーム」というのは「漫画」の下書のようなものです。
 *『シートン』って『シートン動物記』が原作だと聞いているんですが、
 これってウェスタン・コミックなんでしょうか。
 原文には「western」(ウェスタン)とあるんですが。

Tout, ici, est enrierement consacre a l'art graphique.
Le regard braque sur les dessins,
Taniguchi et ses assistants passent pres de vingt jours par mois,
et dix-sept heures par jour, a produire environ sinquante planches.
Ce rythme peut paraitre effrene pour un dessinateur occidental.
Pourtant, Taniguchi est une exception dans l'univers du manga
et de sa productivite delirante :
《Tous les dessinateurs
qui sont publies dans les grands magazines japonais
assurent pres de 1300 pages par an.
Moi, je n'en fais meme pas la moitie!》

谷口氏のアトリエではすべてが“絵”を中心に動いている。
月に20日近く、一日17時間かけて、
だいたい50枚くらいの原稿を仕上げているのだそうだ。
こう言うと、西洋の漫画家にくらべて日本の漫画家は
ずいぶんな激務に追われているように思われるかもしれないが、
漫画家のなかでも谷口氏は例外的な存在らしい。
それも、氏の常軌を逸した創作意欲のたまもののようだ。
「メジャーな漫画雑誌に連載を持っている漫画家になると、
年に1300ページは描くもんなんですよ。
僕なんてその半分も行ってないですから」
 *日本の漫画家とバンド・デシネの作家では
 根本的に仕事の内容が異なるので、
 単純に比較すること自体に無理があるように思います。
 バンド・デシネの原稿は基本的にオールカラーで
 手間隙の掛けられたものが多く、
 しかもバンド・デシネ作家は“漫画”だけに専念するのではなくて
 映画のデザイナー等幅広く仕事をする例が多いのです。
 たしかにバンド・デシネの感覚で言うなら、月産50~100枚というのは
 まさしく「とてつもない」(effrene)激務なのですが、
 だからと言って、バンド・デシネ作家の仕事量が少ないということには
 ならないでしょう。

《Meme si mes histoires familiales paraissent terriblement
banales a certains lecteurs japonais,
meme si elles ne se vendent pas tres bien,
mon editeur me laisse continuer.
Bien sur, quand j'etais jeune,
J'ai dessine un peu tous les genres et meme des mangas erotiques ;
il fallait bien manger !
Mais je n'ai jamais eu de sentiments negatifs en dessinant :
rien que le fait de prendre mon crayon me rend heureux...》

「僕の作品ってありきたりな話が多いと思うんだけど、
もしそれが単に地味なだけの作品だと思われて、
大部数は売れなかったとしても、
出版社としてはちゃんと僕に仕事を続けさせてくれるわけ。
もちろん、僕も若いときは色々と描いたもんですよ、エロ漫画とかもね。
いや、だって食べて行かなきゃならないから。
でも漫画を描くのが嫌になったことなんて一度もないですね。
漫画を描いてさえいれば幸せなんですよ」
 *同様の発言はすでに何度もなされているようです。
 訳文の作成にあたって以下のページを参照させていただきました。
 ● 「『谷口ジロー』の街」内「REPORTS>谷口ジロー先生 語録」

De temps en temps,
le maitre met un CD de vieux rock anglais,
mais toujours avec l'accord de son equipe.

[仕事中は基本的に静かな現場のなかで]
時折、谷口氏は古いイギリスのロックのCDをかけることがある。
しかしその度にアシスタントたちに許可を取るのだ。

《Je veux faire passer des messages
dans chaque histoire que j'elabore.
C'est pour cela que je passe beaucoup de temps sur les personnages,
sur le decoupage du recit,
afin de pouvoir etre le plus clair possible avec mes lecteurs.》

[入念な仕事ぶりを伝える文章のあとで]
「自分の魂をこめた作品ですからね、
そこに込めた思いはちゃんと伝えたいんですよ。
登場人物のことだとか、物語の構成だとかを長い時間かけて考えてね。
読者に嘘はつきたくないんです」

《Mon reve a toujours ete de pouvoir dessiner
une bande dessinee en couleur,
de faire que le dessin prime sur l'histoire.
Je veux utiliser un autre langage,
d'autres codes que ceux du manga.
Pouvoir penser en couleur, choisir les nuances de chaque peau...》

「僕の長年の夢はね、
オールカラーのバンド・デシネを描くことなんですよ。
ストーリーを読む前にまず絵に目が奪われちゃうようなヤツ。
あー、フランス語が出来たら、日本の『漫画』とかじゃなくて、
バンド・デシネのやり方で作品を描いてやるのに……。
最初っからカラーで描くのを考えて、
登場人物の肌の色合いなんかに気を配っちゃったりしてさ」

Ce reve,
Taniguchi s'apprete enfin a le realiser,
puisqu'il prepare sa premiere bande dessinee en couleur
pour un editeur franco-belge.

じつは谷口氏は、この“夢”を、近々ついに実現する運びであると言う。
というのも、フランスとベルギーの出版社から
オールカラーのバンド・デシネを出版する計画があるそうなのだ。

[前略]il glisse d'une voix malicieuse :
《Vous croyez que je pourrais venir vivre en France ?》

[谷口ジローがあまりにもフランスのことについて知りたがるので、
もしかしたらフランスでの作家生活を望んでいるのではないかと思う、
という文章のあとで]
彼はニヤリと笑うと、こう呟(つぶや)いた。
「僕がフランスで生活するかって? そう思います?」


《付記》
さて、谷口ジロー・ファンの方にとっては、
抄訳の最後から2パラグラフ目の
「il prepare sa premiere bande dessinee en couleur
 pour un editeur franco-belge」
(彼は、フランス-ベルギーの出版社のために、
 カラーで描かれた彼の最初のバンド・デシネの準備をしている)
というのが何と言っても気にかかるところだと思うのですが、
残念ながらこの作品がどういうものかについては
僕は皆目見当がつきません。


むー、最近とんと寝てねー。

Merci bien, jeando !
Les fans japonais de Taniguchi vous parlent : "Merci beaucoup !" :-)
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by moebius-labyrinth | 2005-07-20 22:23 | メビウスの子孫たち
近況報告 - フランスで揉まれてます
Attends-moi, je traduis maintenant l'article sur Taniguchi.
現在谷口ジローの特集記事を訳出中。まて次号。

Petit repos pour engagement dans la mailing liste GIRAUD-MOEBIUS
メビウスのメーリングリストに参加するために、小休止

実はちょっとした縁があって、
フランスで運営されている
「フランス語によるメビウスのメーリングリスト」というものに
参加させてもらえることになりました。
で、ご多分に漏れずそこで質問攻めにあっていて、
しかもそのやり取りがすべてフランス語なので、
とてもじゃないんですがこのサイトの更新にまで手が回りません。
もうすこしお待ちください。
フランス人(アメリカ在住のフランス人も混じってます)の
「漫画」に関する知識はハンパじゃあないっす。
かなり興味深いやり取りが行われているので、
後々このサイトでもご紹介したいと思います。

に、しても、フランス人、おそるべしっ。
そんなことまでご存知なんすか。
僕なんかよりも「漫画」について詳しいじゃないっすか。
僕、松本大洋の『ナンバーファイブ(吾)』なんて
名前すら知らなかったんすけど……。
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by moebius-labyrinth | 2005-07-15 19:05
「きさまッ! 見ているなッ!」
Petit repos pour engagement dans la mailing liste GIRAUD-MOEBIUS
メビウスのメーリングリストに参加するために、小休止

フランスの人からコメントをもらって、
それへの返信でエネルギーをすべて吸い取られちゃった観があるので、
今日の更新はありません。
それから、
そのフランスの人からちょっと面白そうな依頼を受けているので、
それに対応するために、
これから何度か更新をお休みすることがあるかもしれません。
その成果は多分このサイトで公開できるんじゃないかと思います。
Pour les Francais, a propos de ce site
上記の記事の題名は、
「フランスの人へ、このサイトについて」
という意味になっています(多分。そうなってると良いなぁ……)。
フランス語で書いてみたこのサイトの紹介文です。
この記事のコメント欄の
上から2つ目と3つ目のコメントが「非公開」になっていますが、
そこで問題の依頼を受けているというわけです。
(「非公開」なので、いまは依頼の内容は伏せておくことにします)

むーん、同時に仏語と英語で作文をすると、
脳みそが爆発しそうになります……。
Muuun, douji ni eigo to furansugo de ...
いや、これは違うか……。
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by moebius-labyrinth | 2005-07-11 22:04
『ARZACH』下訳その13 - 補足
前回の記事の補足です。
『ARZACH』下訳その13


1991年当時のメビウスをめぐる状況を確認しておきたいと思います。
● DARGAUD社公式サイト内メビウスのバイオグラフィー
関係のありそうな箇所だけ訳出しておきます。
[メビウスは1984年からアメリカに居を移し、
 アメリカを中心に活動していた]

1988
[中略]
Tout ca n'empeche nullement Giraud
de rentrer vivre en France.
[アメリカでの種々の活動につづいて]
しかし結局、メビウスはこれらの活動をすべて捨てて、
フランスに帰国することになった。

1991
Moebius concoit un numero special d'A Suivre.
Parution de Moebius, entretiens avec Numa Sadoul.
雑誌「A Suivre」誌の特別号を企画する。
『メビウス ヌマ・サドゥルと語る』を刊行。

メビウスの経歴は
おおまかに四つの時期に区分できるように思います。

 ・第1期(60年代):伝統的ストリップの時代
 伝統に忠実であった時代。
 米仏の漫画の伝統的な形式“ストリップ”にしたがって、
 作家活動を開始する。
 本名とおなじペンネーム「ジャン・ジロー」をおもに使用。
 米仏の漫画界で伝統的なジャンル“ウェスタンコミック”の、
 「ブルーベリー」シリーズを中心に活動する。

 ・第2期(70年代):ベデ革命の時代
 子供向けのストリップから
 大人向けの芸術性を重視したストーリー漫画への革命を主導した時代。
 ペンネーム「メビウス」のもとにSF作品を制作。
 代表的な作品は『アルザック』。

 ・第3期(80年代):海外進出の時代
 アメリカに居を移し、ベデの海外進出を主導した時代。
 漫画のほかに映画のデザイナーなどの仕事もこなす。
 「ランカル」シリーズ、「エデナの世界」シリーズ、
 「ブルーベリー」シリーズ、
 さらに漫画以外の活動と、
 メビウスがもっとも多産だった時代。
 日本の「漫画」にも影響を与える。

 ・第4期(90年代~):メビウス自身が変わる時代
 いま現在この時期のただ中にあるため、要約は困難。
 ただし、
 『アルザック・ラプソディ』ではじめてアニメ監督をこなしたり、
 「ブルーベリー」シリーズに
 「メビウス」的なカラーリングを導入したりと、
 新たな展開を見せてくれていることは間違いない。
 期待を込めて、メビウス自身がさらに新たな展開を見せる時代、
 としておきたい。

つまり、1991年というのは、
フランスの漫画界を牽引してきたメビウスの活動が、
ちょうど一段落ついた時期であるわけです。
すでに功成り名遂げたメビウスが、
自分が今まさに「メビウス」になろうとしていたころ、
革命前夜の自身について語っているのが、
『アルザック』の序文であるわけです。
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by moebius-labyrinth | 2005-07-10 12:49
『ARZACH』下訳その13
宮崎駿の『風の谷のナウシカ』にも影響を与えた、
フランスの漫画『Arzach』の和訳です。
 [『Arzach』(アルザック)解説
 [メビウス&宮崎駿対談動画:文字おこしと全和訳1


L'HISTOIRE EST SIMPLE.
IL S'AGIT DE GENS APPAREMMENT NORMAUX QUI PARENT EN VACANCES ET,
BRUSQUEMENT, S'ENGAGENT SUR UNE DEVIATION...
DANS TOUS LES SENS DU TERME, ET LA, LES ENNUIS COMMENCENT.

C'EST UNE PARABOLE LIMPIDE :
SI VOUS SUIVEZ LES CHEMINS BALISES DE LA SOCIETE,
TOUT VA BIEN,
MAIS SI VOUS VOUS EN ECARTEZ POUR EMPRUNTER UN CHEMIN DE TRAVERSE,
UNE DEVIATION, ALORS LA, D'ETRANGES AVENTURES VOUS ATTENDENT
ET NUL NE SAIT OU ELLES POURRONT VOUS MENER...
MOEBIUS, 1991

話じたいは単純だ。
平凡な家族がバカンスに出かける。
しかし突然、ある回り道、
まさしくある“まわり道”に、迷い込んでしまう。
そしてそこから、災難つづきの道中が幕を開けるというわけだ。

この作品は明らかにひとつの寓話になっている。
みんなが通っている道筋を追うだけなら何も問題はないだろう。
でも、いったん脇道にそれてみるなら、
そこには奇妙な冒険への“まわり道”が、
君たちを待ち受けているというわけだ。
この冒険の行き先は?
分からない。誰にも、分からない……。
1991年 メビウス



《付記》
 ◆ 「CHEMIN」(道、道筋)
「LA DEVIATION」は、
ジャン一家がレー島にバカンスに出かける途上で幻の世界に迷い込む、
というストーリーのようです。
訳文にうまく反映できていると良いのですが、
ここでは、作中でジャン一家がレー島に向けてたどる“道路”と、
ストーリーの“筋立て(道筋)”とが、掛け言葉になっているようです。

さらに、当時メビウスは
フランスの漫画の伝統と革新のあいだで
板ばさみになって悩んでいたようですから、
「寓話」(PARABOLE)というのは、
伝統から革新へとメビウスがたどった道すじ、
さらに拡げて、
人生の道筋の譬(たと)えと捉えて良いでしょう。
人から宛がわれたような標準的な道
(LES CHEMINS BALISES DE LA SOCIETE)
を辿るだけなら何も問題はないけれど、
脇道(DEVIATION)にそれて見るなら、
そこには行き先の分からない
(NUL NE SAIT OU ELLES POURRONT VOUS MENER)
冒険(AVENTURES)が待ち受けている、
というわけです。
メビウスも、最初から漫画の神様だったわけではないのですね。

 ◆ 「MOEBIUS, 1991」
この序文を書いた1991年当時の
メビウスをめぐる状況を確認しておきたいと思います。

(つづきは次回へ)
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by moebius-labyrinth | 2005-07-09 22:07
『ARZACH』下訳その12
UN JOUR POURTANT,
JE ME SUIS DECIDE,
J'AI LACHE LA BRIDE A MON INSPIRATION,
AU BOUT IL Y AVAIT LA DEVIATION.
A L'EPOQUE,
JE PASSAIS REGULIEREMENT MES VACANCES DANS L'ILE DE RE.
C'EST UNE ILE TRES PLATE,
ALORS PAR UN DES PROCEDES CLASSIQUES DE L'HUMOUR
QUI CONSISTE A INVERSER LES VALLEURS,
J'EN AI FAIT UN ENDROIT DANTESQUE.
INCONSCIEMMENT, LE THEME S'EST IMPOSE,
LES IMAGES SE SUCCEDANT
ET S'ORGANISANT L'UNE PAR RAPPORT A L'AUTRE.
そんなある日のこと、
僕は思い切ってちょっとした決断をした。
新婚の妻に何となくその思いつきを話してみたら、
それが結局、
僕にちょっとした「まわり道」をもたらす結果になったというわけだ。
当時僕はレー島でヴァカンスを過ごすことにしていた。
別にどうってことのないのっぺりとした島なんだけど、
僕はそこにジョークを効かせて、
おどろおどろしい峨峨たる島として漫画に描いてみることにした。
よくあるジョークの流儀にしたがって、
価値を転倒してみせたって寸法だ。
その時には気付いていなかったけれど、
この作品には、ちゃんとしたテーマがあるように思う。
作品にあらわれる種々のモチーフは、
全体として有機的な構造をなしているようだ。


《付記》
 ◆ 「LA BRIDE」
「BRIDE」は英語で「花嫁、新婚」の意味です。
「ジューン・ブライド」などと言う場合のあの「ブライド」です。
メビウスの前妻クロディーヌ(Claudine)を指しているのでしょう。
 [手塚治虫とメビウス:82年の邂逅
 (クロディーヌさんの写真を確認できます)

 ◆ 「LA DEVIATION」
訳文にうまく反映できていると良いのですが、
この「LA DEVIATION」は、
当然「《LA DEVIATION》」すなわち作品名としての「まわり道」と
掛け言葉になっているわけです。
なお、「LA DEVIATION」の訳語としては、
「寄り道」も想定しておいた方が良いかも知れません。
「まわり道」も「寄り道」も、
目的地までの最短距離を取らない、という点では共通していますが、
その遠回りの道をしかたなく取るか、
自分から進んで取るか、
という違いがあるように思います。
「LA DEVIATION」を訳してから訂正を入れるかも知れません。

 ◆ 「ILE DE RE」(レー島)
「レー島」はフランスの西部にある島です。
観光地として知られています。
現在はスノッブな高級リゾート地として知られているようですが、
メビウスがこの作品を描いた1973年当時は、
どうやら、家族向けの素朴な観光地であったようです。
また、丘陵地のほとんどない平坦な島として知られています。
「LA DEVIATION」のメビウス(作中では「ジャン・ジロー」)も、
気軽な家族旅行としてレー島を選んだ、ということなのでしょう。
● 「東京ハウジングアカデミー」内「THAメルマガ>バックナンバー>東京ハウジングアカデミー通信/Mail Vol.3」
  1991年当時(2004年から13年前)のレー島の様子について
  日本語でレポートしてくれている貴重な証言です。
最初に訪れた頃この島に本土から3Kmの橋が架けられたばかりで以前はフェリーでの交通手段しかなく、夏にバカンスの人を迎えるのみの漁村であり島の人々の暮らしがそのまま見られるようなところだった。

[前略]島の印象は地味なあか抜けない感じだった。別な見方をすれば、飾らない気楽さがそこにあり、キャンピングカーでやってきてサイクリングを楽しみ、海の遊びを満喫するアウトドアー的楽しみ方ができる所。

● ウィキペディア仏内「Ile de Re」
上記ページに以下のようにあります。
c'est une destination touristique populaire,
avec un bon ensoleillement
et un vent rafraichissant sur des plages de sable,
ce qui est accueillant pour les familles avec des enfants
pendant la periode la plus chaude de l'annee.

砂浜を吹き抜けるさわやかな風と
太陽の照りつける観光地として、
よく知られている。
子供づれの家族の避暑地として有名。

● 「私達の旅行記、あれこれ」内「Juillet 2001 L'ile de Re (FRANCE) 1」
● 「フランス個人旅行」内「フランス大西洋岸めぐり(ラロッシェル、イルド・レ)(平成11年)」
● 「multimap.com」内「Country:France, Town:saint martin de re, Scale:1/500,000」
● 「Google Maps」内「レー島」
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by moebius-labyrinth | 2005-07-08 23:59
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