フランスの漫画家
メビウスについて
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by moebius-labyrinth
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ライフログ
<   2005年 11月 ( 21 )   > この月の画像一覧
ちょっと休止するかも知れないぞ、というお話
実生活の方がちょっとばかり忙しくなって来て、
更新を一旦休止しなければならなくなるかも知れません。
いま作成している「メビウス、『メトロポリス』を語る」は、
真さんとの約束があるので暇をみて完成させるつもりですが、
その他の企画はどうなるか分かりません。
『アルザック』の訳を中途で放り出してしまうのは
僕としても心残りなんですが、
あくまで趣味として運営しているサイトなので、
実生活の都合を最優先しなければなりません。
あらかじめお知らせしておきます。
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by moebius-labyrinth | 2005-11-29 20:41
エキサイトブログのアフィリエイト禁止でやばかったお話
エキサイトブログではアフィリエイトが禁止されているんですが、
その件に関して
僕の不注意からあやうくサイトを削除されそうになっちゃったので、
自戒の念をこめてメモ。

なお、左柱下の「ライフログ」は、
エキサイト側では断じてアフィリエイトではないということになっています。
広告費はエキサイト側に落ちる仕組みになっているはずなんですが、
そこらへんは公然の秘密にしておくのが大人の対応というものです。


 教訓:他の人のサイトのアフィリエイトリンクを
    そのまま貼り付けてはならない


やっちまいました。
他の人が自分のアカウントで設置しているアフィリエイトのリンクを、
僕の不注意からこのサイトにそのまま貼り付けちゃって、
エキサイト側からお叱りを受けてしまいました。
http://moebius.exblog.jp/3829227/
が、いまデッドリンクになっているのはそのせいです。
問題のリンクを訂正したうえで
http://moebius.exblog.jp/3829876/
に新たに記事をアップしています。
やばかった。
そのまま有無を言わさず削除されても文句は言えないところだった。
一応問題のリンクはすべて貼り替えたはずなので、
もう大丈夫なはずなんですが、これはまじでやばかった。
人生落とし穴だらけだっ。
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by moebius-labyrinth | 2005-11-27 17:34
メビウス、『メトロポリス』を語る - 下訳その5
フランスのアニメ専門誌「AnimeLand」の公式サイトで公開されていた、
メビウスの『メトロポリス』評の下訳です。
当サイトの訪問者真さんから提供していただいた資料です。
ありがとうございました。
● ウィキペディア日内「メトロポリス (漫画)」
● 『メトロポリス』公式サイト
● アマゾン日内『メトロポリス』
● フランス版『メトロポリス』公式サイト
  *サイトの中が一種のゲーム仕立てになっています。
  とりあえず「PLEIN ÉCRAN→CLIQUEZ ICI(右下)」と進んでください。
  あとは画像のなかの色々な物をクリックで各コーナーに移ります。
  画面左上の「QUITTER」で最初のページに戻ることが出来ます。
  色々なアイテムを集めてティマを覚醒させ、
  懸賞ゲームに参加することがサイトの目的になっているようです。
  腕時計、Tシャツ、そしてなんと、オリジナル・フィルムが当たる、
  などと書いてあるのですが、さすがに解説は割愛します。
● 「手塚治虫のすべて」内「年代別>1949年>メトロポリス<大都会>」
  *手塚治虫の原作『メトロポリス』に関して
  各版の情報がまとめられています。
  初版は1949年09月15日に
  育英出版から書き下ろし単行本として刊行された、とあります。
● 「Yahoo!コミック」内「メトロポリス」
  *最初の数ページを試し読みすることが出来ます。要IE。
● アマゾン日内「メトロポリス 角川文庫」
  *この版がもっとも入手しやすいのではないかと思います。
● 同上内「手塚治虫初期傑作集 (2)」
  *僕はこの書籍に収録されているものを参照しました。


AL:
Pour ainsi dire,
c’est un peu aussi la dream-team de l’animation japonaise
que l’on retrouve au générique de ce film,
et avec, pour tous, un même esprit humaniste dans leurs créations.
アニメランド:
映画のメインクレジットを観てみると、
これは本当に日本のアニメのドリームチームですよね。
しかも、どの作家の作品にもおなじヒューマニズムの血が流れている。

M:
Oui,
c’est pour cela
que je pense que ça n'est pas le film d’un seul auteur,
ou même d’un groupe d’auteurs,
mais plutôt le film du Japon, d’un peuple,
qui est rentré dans la modernité
par une voie que l’on ne connaît pas, dont on a pas idée.
Il y a un livre, qui s’appelle Le choc des civilisations,
qui est le résultat d’une recherche approfondie
qu’on trouve dans la tradition anglo-saxonne,
qui consiste à essayer de décoder l’Histoire du monde,
à apposer des grilles de perceptions
qui ne soient pas « nationales » mais « extra-terrienne ».
A ce niveau,
les Japonais sont un peu les Anglais du troisième millénaire.
Et cela se voit dans leurs créations.
Ils ont expérimenté ce que seront les problèmes de la planète,
car d’une certaine manière la Terre est une île,
entourée du vide sidéral,
qui est une mer beaucoup plus difficile à traverser qu’un océan.
On est dans un ordre croissant
d’isolement et de difficulté qui est phénoménal.
Quelque part, dans cette perspective des civilisations,
on voit que ce qu’on appelle la civilisation occidentale
(même si on est toujours les occidentaux de quelqu’un)
a ouvert la boite de Pandore du développement technologique et laïque,
et toutes les autres civilisations de la planète sont
confrontées à ce problème que nous avons créé.
C’est ça qui est troublant et excitant quand on observe,
non pas le Japon, mais le regard que pose le Japon sur le monde,
surtout à travers des auteurs populaires.
Ils portent sur le monde un vrai regard,
ils s’approprient l’Histoire du monde
comme quelque chose que l’on peut légitimement explorer.
Chose que les autres civilisations n’ont pas expérimenté.
On n’a pas encore vu d’histoire
par exemple qui serait racontée par l’Islam
et qui prendrait des blancs comme vecteur d’humanité.
Nous on peut faire cela,
comme KIPLING l’a fait avec le Livre de la Jungle,
et raconter une histoire avec un indien dans une forêt
qui devient un mythe fondamental et mondial.
Les Japonais n’ont, de fait, aucun complexe,
ils prennent cette attitude,
qu’ils considèrent comme une attitude de maître de Jeu
et ils la jouent sans la moindre peur, sans complexe.
Ce qui leur permet de faire des histoires de mousquetaires,
avec un sens du détail très approximatif, une fantaisie certaine,
mais en tout cas un sens de l’universalité confondant.
On retrouve cette même démarche
dans la façon d’aborder les thèmes de Métropolis.
メビウス:
そう。


《付記》
さて、このあと延々とメビウスの日本論が展開されるんですが、
これが一筋縄では行かないというか、
とてもじゃないけど今すぐ訳すのは無理、っていう代物です。
この中でサミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』と
キップリングの『ジャングルブック』という書物が引用されているんですが、
ひとまずは両書にざっと目を通すところから始めてみたいと思います。
(経験的に言って、こういうのにはちゃんと目を通しておかないと
 まともな訳はつくれません)
うーん、でも、わざわざこんな大層な本を引用しなくても言えることなんじゃ、
というのは禁句なんだろうか。

あと、「histoire」(物語、歴史)という語は、
「物語」という意味で使われるときは「histoire」(小文字で始まる)、
「歴史」という意味で使われるときは「Histoire」(大文字で始まる)、
というように使い分けられているのですね。
しかも大文字の「歴史」ということは、
個々の具体的な歴史ではなくて、
抽象的な歴史一般のことを指しているということなんでしょうか。
しまった、その部分の訳文も改めなきゃ。
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by moebius-labyrinth | 2005-11-27 17:27
メビウス、『メトロポリス』を語る - 下訳その4
フランスのアニメ専門誌「AnimeLand」の公式サイトで公開されていた、
メビウスの『メトロポリス』評の下訳です。
当サイトの訪問者真さんから提供していただいた資料です。
ありがとうございました。
● ウィキペディア日内「メトロポリス (漫画)」
● 『メトロポリス』公式サイト
● アマゾン日内『メトロポリス』
● フランス版『メトロポリス』公式サイト
  *サイトの中が一種のゲーム仕立てになっています。
  とりあえず「PLEIN ÉCRAN→CLIQUEZ ICI(右下)」と進んでください。
  あとは画像のなかの色々な物をクリックで各コーナーに移ります。
  画面左上の「QUITTER」で最初のページに戻ることが出来ます。
  色々なアイテムを集めてティマを覚醒させ、
  懸賞ゲームに参加することがサイトの目的になっているようです。
  腕時計、Tシャツ、そしてなんと、オリジナル・フィルムが当たる、
  などと書いてあるのですが、さすがに解説は割愛します。


AL:
Métropolis est pourtant issu d’un manga de TEZUKA
datant des années 50, mais les thèmes restent universels ?
アニメランド:
『メトロポリス』は手塚治虫の「漫画」が原作になっていますよね。
50年も前の作品なのに、
そのテーマは未だに生きているということなのですか?

M:
Le miracle également c’est ce fond de complicité
qui s’établi à travers plusieurs générations,
entre TEZUKA, OTOMO, et RINTARO.
Tout ces gens là se comprennent, se « touchent ».
On retrouve cette propension chez tous les grands artistes.
MIYAZAKI, lui, c’est l’apocalypse du passé, ici,
c’est la façon
dont TEZUKA et surtout OTOMO, montrent comment le futur s’effondre
qui est intéressante.
C’est une poésie de l’effondrement.
Et avec, en plus,
une prise de conscience des auteurs eux-mêmes
de la qualité, de la force de ces thèmes.
On sent bien qu’ils se sont rendus compte
qu’ils avaient un matériau unique, extraordinaire, entre les mains
avec le manga de TEZUKA.
C’est pour cela que ce film est « habité »
de la première image à la dernière.
メビウス:
もちろん。
しかも、手塚治虫、大友克洋、りんたろう、という
いつくもの世代を越えて一つの作品が出来上がっているわけだから、
これは本当に凄いことだと思うよ。
この三人の偉大なアーティストには明らかに共通するものがある。
破滅の美学だ。
そのことは彼ら自身も自覚しているんだと思う。
たとえば宮崎駿は、
滅亡を描くとしても、過去に起こったこととして描くだろう?
でも手塚治虫や、とくに大友克洋は、
未来に破滅の予兆を観るんだ。
この違いは興味深いよね。
さらにこの映画の制作者たちは、
自分たちが共有しているこのテーマの質や力を熟知している。
手塚治虫の原作を得て、自分たちは特別な素材を手に入れたんだという自信、
それが観ている側にも伝わってくるよね。
だからこそ、
この映画は徹頭徹尾とくべつなものに仕上がっているんだと思うよ。
 *手塚治虫や大友克洋が
 「le futur s’effondre」(崩壊する未来)を描くのに対し、
 宮崎駿は「l’apocalypse du passé」(過去の大惨事)を描く、
 とあるのですが、宮崎駿の作品で該当しそうなものが思い浮かびません。
 『風の谷のナウシカ』は未来のお話のはずだし。


《付記》
手塚治虫の原作も読んでみました。
● 「手塚治虫のすべて」内「年代別>1949年>メトロポリス<大都会>」
  *原作の『メトロポリス』に関して各版の情報がまとめられています。
  初版は1949年09月15日に
  育英出版から書き下ろし単行本として刊行された、とあります。
● 「Yahoo!コミック」内「メトロポリス」
  *最初の数ページを試し読みすることが出来ます。要IE。
● アマゾン日内「メトロポリス 角川文庫」
  *この版がもっとも入手しやすいのではないかと思います。
● 同上内「手塚治虫初期傑作集 (2)」
  *僕はこの書籍に収録されているものを参照しました。


にしても、いいのか、ミキマウス・ウォルトディズニーニって……。
よく出版できたな。
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by moebius-labyrinth | 2005-11-26 22:12
メビウス、『メトロポリス』を語る - 下訳その3
フランスのアニメ専門誌「AnimeLand」の公式サイトで公開されていた、
メビウスの『メトロポリス』評の下訳です。
当サイトの訪問者真さんから提供していただいた資料です。
ありがとうございました。
● ウィキペディア日内「メトロポリス (漫画)」
● 『メトロポリス』公式サイト
● アマゾン日内『メトロポリス』
● フランス版『メトロポリス』公式サイト
  *サイトの中が一種のゲーム仕立てになっています。
  とりあえず「PLEIN ÉCRAN→CLIQUEZ ICI(右下)」と進んでください。
  あとは画像のなかの色々な物をクリックで各コーナーに移ります。
  画面左上の「QUITTER」で最初のページに戻ることが出来ます。
  色々なアイテムを集めてティマを覚醒させ、
  懸賞ゲームに参加することがサイトの目的になっているようです。
  腕時計、Tシャツ、そしてなんと、オリジナル・フィルムが当たる、
  などと書いてあるのですが、さすがに解説は割愛します。


Moebius parle de Métropolis
メビウス、『メトロポリス』を語る

Jean GIRAUD, dit MOEBIUS,
est certainement l'un des auteurs fondamentaux
de la bande dessinée moderne française.
Sous son nom, il aura dessiné la vie du fameux Lieutenant Blueberry,
entre autres créations.
Sous son pseudo,
on le connaît pour la saga de L'Incal
et bien d'autres titres de science fiction.
MOEBIUS a eu l'occasion de rencontrer TEZUKA et OTOMO,
et ne cache pas son admiration pour le manga et l'animation japonaise.
Il fut l'un des premiers à prêcher
pour une découverte de l'anime tiré de Akira.
ジャン・ジロー・メビウスは、
現代フランスのバンド・デシネ界の重鎮の一人だ。
本名でもあるジャン・ジロー名義で
彼があの「ブルーベリー」シリーズを描いていることは、
すでにみなさんご存知のとおりだろう。
主人公ブルーベリー中尉の生涯を中心に数々の傑作が描かれている。
もう一つのペンネームであるメビウス名義では、
「ランカル」シリーズをはじめとしたSF作品でつとに有名である。
メビウスはまた、日本のアニメや「漫画」の熱心なファンでもある。
手塚治虫や大友克洋とも実際に会見を開いているくらいだ。
『Akira』をはじめてとして、
ヨーロッパに日本のアニメを紹介して来た先達の一人でもある。

AnimeLand:
Quel est votre sentiment par rapport au Métropolis de RINTARO ?
アニメランド:
りんたろう監督の『メトロポリス』をご覧になって、
どうお感じになられましたか?

MOEBIUS:
Avant tout, pour moi, c’est vraiment un film d’amour.
Tout ce qui est autour de ce film relève de l’amour
et on en ressort avec une impression de beauté,
une beauté secrétée non seulement par les auteurs,
mais aussi par une expression nationale, très asiatique.
Par rapport à tout, aux personnages comme au reste.
Au fond, on voit bien le traumatisme de la destruction de masse,
on comprend tout de suite la référence,
mais cette destruction n’est pas négative, nihiliste.
On voit cela en plus chez TEZUKA,
lorsqu’il introduit toute la problématique du Moderne,
quand il appelle l’Histoire, originelle.
Tout ça pour dire que c’est beau !
Métropolis est un film d’une beauté sans faille.
Il y a une accumulation de tout ce qu’on aime dans une histoire.
Et puis il y a une telle foi dans l’Histoire,
et tout ça s’assemble avec grâce.
Comme l’arrivée de la chanson finale « I can’t stop loving you »,
c’est sublime !
メビウス:
“愛”ですね。『メトロポリス』はまず何よりも愛の物語です。
そしてそこには一種の“美”がある。
登場人物やその他のすべてのものに美が宿っています。
ああいう美意識というのは、たんに作者の資質だけではなくて、
お国柄のようなものもあるんでしょうね。
すごく東洋的なものを感じました。
この作品には無常観のようなものも表れているでしょう?
すべては無に帰すのだという諦念。
でもそれは決してネガティブなものではなくて、
ニヒリスティックなものなんですよね。
手塚治虫の作品はさらにその傾向が強い。
手塚さんは、現代が抱える諸問題を糾弾し、
本源のあるがままの状態に帰ることを提唱しています。
すべては無に帰す、そしてそこにこそ美があるのだ、と。
『メトロポリス』はとても洗練されたかたちで美を表現しています。
観客の嗜好をちゃんと押さえたうえで、
無常観への信条を歌い上げてある。
エンディング・テーマの『I can't stop loving you』が始まるあの一瞬!
この世のものとは思えないよ。
 *思い切って意訳してあります。
 「無常観」は原文では「le traumatisme de la destruction de masse」
 (巨塊が破壊されることに対するトラウマ)と言われています。
 「l’Histoire」(大文字の"Histoire"〔物語〕)は、
 無常観を説く東洋の物語全般、仏典などを指しているのでしょう。

AL:
Comment pensez-vous
que le film Métropolis va être reçu par le public français ?
アニメランド:
『メトロポリス』はフランスでもヒットすると思いますか?

M:
Ce que je vois, c’est que, en France,
on risque d’avoir des réactions d’enthousiasme et de rejet
comparables à ce que l’on a connu avec Akira.
Je me rappelle qu’à la projection d’Akira,
à la suite d’un festival,
les gens étaient pour une part en colère
tandis que d’autres manifestaient leur plaisir,
car tous avaient été déstabilisés par le film.
C’est aujourd’hui un film culte.
De la même manière
beaucoup de gens risquent d’être trompés
par le design des personnages,
qui reprend le trait de TEZUKA.
On pourrait croire que Métropolis relève,
par ce dessin faussement naïf de personnages à l’aspect enfantin,
d’un film pour enfant, or il n’en est rien.
Métropolis est un film grand public
et l’utilisation volontaire de ces design de personnages
sert surtout à augmenter la sympathie que l’on éprouve pour eux.
C’est vraiment voulu pour
que ça rentre directement dans le cœur des gens.
Et le cœur, c’est aussi le fin mot du film.
メビウス:
そこなんですよね。
フランスでは評価が分かれてしまうかも知れません。
熱狂的に受け容れる人もいれば拒絶する人もいるでしょう。
『Akira』の時もそうでした。
とあるイベントで『Akira』を上映したときにも、
観客の評価はまっぷたつに分かれてしまいました。
怒り出す人もいれば賞賛する人もいました。
でも、いずれにしろ観客の心が動かされたことは確かなんです。
いまや『Akira』は確固たる地位を築いているでしょう?
それと同じように、今回は、
手塚治虫風のキャラクター・デザインが鍵になるでしょうね。
手塚さんのキャラは一見すると子供向けっぽいところがあるから、
『メトロポリス』も子供向けの映画だと思われてしまうかも知れません。
でも本当は違う。
『メトロポリス』はあくまで一般向けの映画です。
手塚風のデザインを踏襲しているからこそ、
観客がキャラクターに感情移入しやすくなっているし、
だからこそ、キャラクターが観客の心にじかに届くのです。
「心」。それはこの映画の最後の言葉でもあるでしょう?
 *『メトロポリス』の最後のせりふは「ワタシハ ダレ」です。
 「le cœur」(心)ではありません。
 仏語版の字幕は未見ですが、
 ふつう「私はだれ?」は「Qui suis-je ?」と訳されると思います。
 ケンイチが最後に見つけたティマの残骸が心臓(らしきもの)だったので、
 それを指しているのかも知れません。 

AL: Les principaux ambassadeurs de l’amour, dans Métropolis,
sont aussi ceux qui n’en ressentent pas, à savoir les robots.
アニメランド:
さきほど“愛”とおっしゃいましたが、
この作品で愛を教えてくれるのは、じつは愛を知らないものたちですよね。
ロボットですから。

M:
C’est tout à fait clair.
Les obstacles que l’on met à leur accession au bonheur
fait qu’ils rentrent dans une rage destructrice
qui est tout à fait à l’image de la destinée des humains,
on retrouve le même schéma.
Comme c’est surmultiplié par la surpuissance technologique,
ce processus psychique du refus de l’amour
qui débouche sur le désir de destruction
prend des proportions tout à fait spectaculaires.
Comme, à contrario,
c’est pourtant l’amour qui empêche la destruction totale.
Je trouve qu’il n’y a pas beaucoup de films
qui débouchent sur une thématique aussi essentielle,
aussi enthousiasmante de profondeur.
メビウス:
そうだね。
この作品のなかで人々が幸福を手に入れられないでいるのは、
愛を拒絶してしまっているからなんだ。
そしてそれが破滅を招いている。
それはまるで人類全体の運命を物語っているかのようだ。
しかも過剰な技術力によって箍(たが)が外れてしまっているから、
愛を知らない人々の破壊衝動は止まるところを知らない。
最後には大規模な破滅を招いてしまった。
しかし一方で、世界を滅亡から救ったのもまた愛なんだ。
これほど深く、かつ面白く仕上がった映画はそうはないと思うよ。


《付記》
やはり手塚治虫の原作も読んでおく必要があるように思います。
http://www.phoenix.to/49/49-11.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041851203/ref=ase_osamutezukdic-22/250-7468364-7912226
http://comics.yahoo.co.jp/10days/tedukaos01/metoropo01/shoshi/shoshi_0001.html
メビウスは「le fin mot du film」(映画の最後のことば)が
「le cœur」(心)だと言っていますが、
いちおう原作の「漫画」の最後のことばも
可能性として確認しておくべきかも。


《私信的なメモ》
http://www.dvdanime.net/critiqueview.php?id_critique=490
Un petit mot enfin sur le packaging, très classe avec notamment ce motif impeccablement détouré de la Ziggurat, qui permet de ranger le livret fourni avec cette édition (booklet qui renferme photos et informations supplémentaires, aux côtés d'un bref entretien avec le dessinateur Moebius).
パッケージについてひとこと。
品良く仕上がっている。
とくにジグラットのモチーフをあしらった部分は申し分ない。
このバージョンに付いて来るパンフレットを収納することが出来る。
(特典の写真や情報を掲載したブックレット。
 側面に漫画家メビウスの簡単な会見が載っている)

http://www.dvdanime.net/critiqueview.php?id_critique=490
のページ右上から張られているアマゾンへのリンクは、
フランス版コレクターズエディションのもの。

http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/B00006JNZG/ref=ase_dvdannu-21/403-5209624-2046060
特典の内容は「DVDANIME.NET」のものと一致する。
ただし、ブックレットに関する情報は記載されていないようだ。
ASIN : B00006JNZG(実質的にISBN番号と同じコードのはず)
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by moebius-labyrinth | 2005-11-25 23:59
メビウス、『メトロポリス』を語る - 下訳その2
フランスのアニメ専門誌「AnimeLand」の公式サイトで公開されていた、
メビウスの『メトロポリス』評の下訳です。
● ウィキペディア日内「メトロポリス (漫画)」
● 『メトロポリス』公式サイト
● アマゾン日内『メトロポリス』
当サイトの訪問者真さんから提供していただいた資料です。
ありがとうございました。


AL:
Les principaux ambassadeurs de l’amour, dans Métropolis,
sont aussi ceux qui n’en ressentent pas, à savoir les robots.
アニメランド:
さきほど“愛”とおっしゃいましたが、
『メトロポリス』の登場人物はじつは愛を知らない者たちですよね。
ロボットですから。

M:
C’est tout à fait clair.
Les obstacles que l’on met à leur accession au bonheur
fait qu’ils rentrent dans une rage destructrice
qui est tout à fait à l’image de la destinée des humains,
on retrouve le même schéma.
Comme c’est surmultiplié par la surpuissance technologique,
ce processus psychique du refus de l’amour
qui débouche sur le désir de destruction
prend des proportions tout à fait spectaculaires.
Comme, à contrario,
c’est pourtant l’amour qui empêche la destruction totale.
Je trouve qu’il n’y a pas beaucoup de films
qui débouchent sur une thématique aussi essentielle,
aussi enthousiasmante de profondeur.
メビウス:
そうだね。

・幸福への障碍、愛の拒絶が破滅を招いていること。
・しかし、愛のおかげですべてが破壊されずにいること。

これほど深く、かつ面白く仕上がった映画はそうはないと思うよ。


《付記》
えーと、じつは『メトロポリス』は未見なんですが、
さすがにこのままではまともな訳がつくれないので、
今から観ます。
ということで今日はここまで。
「Les principaux ambassadeurs de l’amour」って、
「愛を伝える主要な使者」という意味なんですが、
まさか文字通りの「ambassadeurs」(大使、外交官)が
作中に登場しているわけじゃないですよね……。


《付記のつづき》
観ました。

 教訓 - 基礎資料に当たらずに訳文を作ってはならない。

訳文を改めなければならない箇所が色々と出て来ました。
映画の最後のせりふ(le fin mot du film)は「私はだれ?」なのに、
メビウスは「le cœur」(心)だと言っています。
なんで? 
ケンイチが最後に見つけたティマの残骸が心臓(らしきもの)だったから?
仏版の字幕にはそういう語が出て来るんでしょうか。
「le traumatisme de la destruction de masse」
(塊が破壊されることに対するトラウマ)というのは、
直接的にはあの崩壊シーンを指しているんでしょうけど、
メビウスは、そこには「la référence」(出典)がある、と言っています。
ここはやはり、東洋の無常観と結びつけて解釈しちゃって良いんでしょうか。

主人公のケンイチの声優を小林桂が担当していて、
音楽は本多俊之なのに、
(どちらも有名なジャズ・ミュージシャンです)
なんで二人の共演曲がないの?
なんてもったいない。
スマップのバックバンド並みにもったいないキャスティングだ……。
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by moebius-labyrinth | 2005-11-24 19:27
メビウス、『メトロポリス』を語る - 下訳その1
フランスのアニメ専門誌「AnimeLand」の公式サイトで公開されていた、
メビウスの『メトロポリス』評の下訳です。
● ウィキペディア日内「メトロポリス (漫画)」
当サイトの訪問者真さんから提供していただいた資料です。
ありがとうございました。


Moebius parle de Métropolis
メビウス、『メトロポリス』を語る

Jean GIRAUD, dit MOEBIUS,
est certainement l'un des auteurs fondamentaux
de la bande dessinée moderne française.
Sous son nom, il aura dessiné la vie du fameux Lieutenant Blueberry,
entre autres créations.
Sous son pseudo,
on le connaît pour la saga de L'Incal
et bien d'autres titres de science fiction.
MOEBIUS a eu l'occasion de rencontrer TEZUKA et OTOMO,
et ne cache pas son admiration pour le manga et l'animation japonaise.
Il fut l'un des premiers à prêcher
pour une découverte de l'anime tiré de Akira.
ジャン・ジロー・メビウスは、
現代フランスのバンド・デシネ界の重鎮の一人だ。
本名でもあるジャン・ジロー名義で
彼があの「ブルーベリー」シリーズを描いていることは、
すでにみなさんご承知のとおりだろう。
主人公ブルーベリー中尉の生涯を中心に数々の傑作が描かれてきた。
もう一つのペンネームであるメビウス名義では、
「ランカル」シリーズをはじめとしたSF作品でつとに有名である。
メビウスはまた、日本のアニメや「漫画」の熱心なファンでもある。
手塚治や大友克洋とも実際に会見を開いているくらいだ。
『Akira』をはじめてとして、
ヨーロッパに日本のアニメを紹介して来た先達の一人でもある。

AnimeLand:
Quel est votre sentiment par rapport au Métropolis de RINTARO ?
アニメランド:
りんたろう監督の『メトロポリス』をご覧になって、
どうお感じになられましたか?

MOEBIUS :
Avant tout, pour moi, c’est vraiment un film d’amour.
Tout ce qui est autour de ce film relève de l’amour
et on en ressort avec une impression de beauté,
une beauté secrétée non seulement par les auteurs,
mais aussi par une expression nationale, très asiatique.
Par rapport à tout, aux personnages comme au reste.
Au fond, on voit bien le traumatisme de la destruction de masse,
on comprend tout de suite la référence,
mais cette destruction n’est pas négative, nihiliste.
On voit cela en plus chez TEZUKA,
lorsqu’il introduit toute la problématique du Moderne,
quand il appelle l’Histoire, originelle.
Tout ça pour dire que c’est beau !
Métropolis est un film d’une beauté sans faille.
Il y a une accumulation de tout ce qu’on aime dans une histoire.
Et puis il y a une telle foi dans l’Histoire,
et tout ça s’assemble avec grâce.
Comme l’arrivée de la chanson finale « I can’t stop loving you »,
c’est sublime !
メビウス:
“愛”ですね。『メトロポリス』はまず何よりも愛の物語です。
そしてそこには一種の“美”がある。
登場人物やその他のすべてのものに美が宿っています。
ああいう美意識というのは、たんに作者の資質だけではなくて、
お国柄のようなものもあるんでしょうね。
すごく東洋的なものを感じました。
この作品には無常観のようなものも表れているでしょう?
すべては無に帰すのだという諦念。
でもそれは決してネガティブなものではなくて、
ニヒリスティックなものなんですよね。
手塚治虫の作品はさらにその傾向が強い。
手塚さんは、現代が抱える諸問題を糾弾し、
本源のあるがままの状態に帰することを提唱しています。
すべては無に帰す、そしてそこにこそ美があるのだ、と。
『メトロポリス』には完璧な美が表現されています。
観客の嗜好をちゃんと押さえたうえで、
無常観への信条を歌い上げてある。
しかもとても洗練されたかたちで。
エンディング・テーマの『I can't stop loving you』が始まるあの一瞬!
この世のものとは思えないよ。
 *思い切って意訳してあります。
 「無常観」は原文では「le traumatisme de la destruction de masse」
 (すべてのものが破壊されることに対するトラウマ)と言われています。
 「l’Histoire」(大文字の"Histoire"〔物語〕)は、
 無常観を説く東洋の書物全般、仏典などを指しているのでしょう。

AL:
Comment pensez-vous
que le film Métropolis va être reçu par le public français ?
アニメランド:
『メトロポリス』はフランスでもヒットすると思いますか?

M:
Ce que je vois, c’est que, en France,
on risque d’avoir des réactions d’enthousiasme et de rejet
comparables à ce que l’on a connu avec Akira.
Je me rappelle qu’à la projection d’Akira,
à la suite d’un festival,
les gens étaient pour une part en colère
tandis que d’autres manifestaient leur plaisir,
car tous avaient été déstabilisés par le film.
C’est aujourd’hui un film culte.
De la même manière
beaucoup de gens risquent d’être trompés
par le design des personnages,
qui reprend le trait de TEZUKA.
On pourrait croire que Métropolis relève,
par ce dessin faussement naïf de personnages à l’aspect enfantin,
d’un film pour enfant, or il n’en est rien.
Métropolis est un film grand public
et l’utilisation volontaire de ces design de personnages
sert surtout à augmenter la sympathie que l’on éprouve pour eux.
C’est vraiment voulu pour
que ça rentre directement dans le cœur des gens.
Et le cœur, c’est aussi le fin mot du film.
メビウス:
そこなんですよね。
フランスでは評価が分かれてしまうかも知れません。
熱狂的に受け容れる人もいれば拒絶する人もいるでしょう。
『Akira』の時もそうでした。
とあるイベントで『Akira』を上映したときにも、
観客の評価はまっぷたつに分かれてしまいました。
怒り出す人もいれば賞賛する人もいました。
でも、いずれにしろ観客の心が動かされたことは確かなんです。
いまや『Akira』は確固たる地位を築いているでしょう?
それと同じように、今回は、
手塚治虫風のキャラクター・デザインが鍵になるでしょうね。
手塚さんのキャラは一見すると子供向けっぽいところがあるから、
『メトロポリス』も子供向けの映画だと思われてしまうかも知れません。
でも本当は違う。
『メトロポリス』はあくまで一般向けの映画です。
手塚風のデザインを踏襲しているからこそ、
観客がキャラクターに感情移入しやすくなっているし、
だからこそ、キャラクターが観客の心にじかに届くのです。
「心」。それはこの作品の最後の言葉でもあるでしょう?
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by moebius-labyrinth | 2005-11-23 18:37
『ハウルの動く城』DVDでメビウスを知った方へ
ようこそ! 新しい漫画の世界へ。
この記事は、『ハウル』DVDではじめてメビウスを知った方のための記事です。
これを機会に、宮崎駿に負けず劣らず素晴らしい漫画を描く
フランスの漫画家メビウスに興味を持ってみてください。
きっと「こんな素敵な漫画があったのか!」と驚くと思いますよ。

フランスにも漫画があるの? - 続きはこちら
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by moebius-labyrinth | 2005-11-23 18:36 | メビウスの子孫たち
翻訳メモ:小説のセリフと漫画のセリフ
小説のセリフの文章と漫画のセリフの文章は質が異なるように思う。
漫画のセリフを小説のセリフの要領で訳してしまうと硬すぎる。


・大前提(両者に共通することがら)
セリフの文章に必要なのは、
“話し言葉そのもの”ではなく“話し言葉らしさ”。
話し言葉をそのまま文字に起こしてセリフの文章として使っても、
かえって不自然なものになる。
書き言葉としては冗長で構成が散漫すぎる。


・両者の違いについての仮説
小説のセリフも漫画のセリフも書き言葉である点は同じ。
書き言葉をアレンジして話し言葉らしく装ってある。
両者の違いは、書き言葉のどの要素をアレンジしているかに拠る。

 小説:地の文のアレンジ
 漫画:オノマトペのアレンジ

漫画においてはフキダシの中のセリフすら絵の一部である。
それは基本的にオノマトペ、書き文字の一種なのだ。
b0012291_203508.gif



・検証(上記の仮説を検証するためには)
オノマトペと地の文との違いを定義しなければならない。
これはおそらく、オノマトペの特殊性を定義する作業になるだろう。
地の文を基準と見立てて、そこからのオノマトペの差分を測定する。
その測定結果に照らし合わせて、
小説のセリフと漫画のセリフの特性を分析する。
小説のセリフと漫画のセリフの代表例をどうやって決めれば良いのか?
(極端な例を採ると、論を有利に運ぶための恣意的な摘出になってしまう)
一般的な例(と考えられるもの)を採るべきか?
小説は? →夏目漱石? それだと古すぎるから村上春樹あたり?
漫画は? →手塚治虫? これも古すぎるかも。
『ジョジョの奇妙な冒険』はオノマトペ説の論証にはうってつけだが、
極端すぎるかも。
やはり代表例としては『ドラゴンボール』あたりで手を打つべきか。
個人的には『バガボンド』を押したい。

……いや、逆に極端な例を採って、
それを仮説の方向から分析する方が簡単か。
『ジョジョの奇妙な冒険』の独特のセリフまわしは、
オノマトペのアレンジとして分析できる、という具合に。
この結果をもとに、他の漫画のセリフを同じ方向性で分析して行く。
うん、この方が上手く行くに違いない。


《ぜんぜん関係ない付記》
しまった、HTMLエディタもフランス語のフォントに対応してくれないと、
つづり字記号つきで更新が出来ないのだ!

前回はここまで進んだ↓

○ リッチテキストエディタ「xyzzy」とキーボードの仏語設定で、
  日仏多言語ページを簡単に更新できそうだ。
  http://skomatsu.free.fr/keyboard/keyboard.htm
  http: //web.archive.org/web/20020930230626/http://www.carabiner-systems.com/xyzzy/FAQ.html
  キーボードの仏語設定はあっけなく出来る。ものすんごく簡単。
  「xyzzy」は設定がものすんごく難しいけど、なんとかなった。
  上記マニュアルを丁寧に読み込んで一歩ずつ進めば不可能ではない。
  Wordでもいいんだけど、さすがに毎回立ち上げるのは面倒。
  よーし、さあこれで、綴り字記号つきで更新できそうだぞ。
  ……もしかして、
  もっと簡単な方法とかあっちゃったりするんでしょうか?


HTMLタグの編集をしなくても良いなら、フランス語もOK。
Flûte !
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by moebius-labyrinth | 2005-11-21 20:35
『ハウルの動く城』DVDレポート(メビウス関連のみ)
まず最初に言っておきましょう。
『ハウルの動く城』特別収録版DVDに収録されている
宮崎駿とメビウスの対談動画は、
ネット公開版よりも短くなってしまっています

ネット公開版には含まれているのに
DVD収録版でカットされている内容がいくつかあります。
メビウスだけではなく宮崎駿のファンの方にも、
僕はぜひともネット公開版を楽しんで頂きたいです。
メビウス&宮崎駿の対談動画6種

本稿は『ハウルの動く城』特別収録版DVDのレポートです。
メビウス関連の情報のみを扱います。


◆ 特典映像、対談の内容
フランスの漫画家メビウスと宮崎駿の対談動画は、
『ハウルの動く城』特別収録版DVDのディスク4に収録されています。
メビウスについて今回はじめて知った方のために、
とくに宮崎駿との関係を中心に簡単に紹介する記事を用意してみました。
以下の記事を参照してみてください。
メビウスの娘の名前を知ったら、きっとびっくりすると思いますよ。
『ハウルの動く城』DVDでメビウスを知った方へ

DVDに収録されている対談動画は大きく二つのパートに別れています。
前半は、2004年12月からパリで開催されていた
「宮崎駿―メビウス」展の簡単な紹介で、
二人が展覧会の会場を実際に見て回る様子の動画などが紹介されています。
「宮崎駿―メビウス」展関連記事インデックス
じつはこの動画もすでにネットで公開されているものです。
動画:展覧会でのメビウスと宮崎駿+フランスでの『イノセンス』紹介
ネット公開版には字幕等は入っていませんが、
DVD収録版には、宮崎駿がメビウスに制作方法を訊いて、
メビウスが、手で描いたあとフォトショップで彩色します、
という風に答えている様子が字幕つきで紹介されています。
後半は対談動画ですが、
先述のとおりネット公開版を若干簡略化した内容になってしまっています。
僕はフランス語の勉強になるので良いのですが、
もしこの対談のためだけにDVDの購入を考えている
メビウス・ファンの方がいらっしゃるなら、
無理をしてまで買う内容ではない、とお伝えしておきましょう。


◆ DVD版より詳しいネット公開版対談動画
宮崎駿とメビウスの対談の動画はすでにネットで公開されているものです。
しかもネット公開版には
DVD収録版ではカットされてしまっている内容がいくつか含まれています。
ぜひともネット公開版をチェックしてみてください。
作品に登場する流れ星について二人がどう語っているのか、
とても興味深いとは思いませんか?
メビウス&宮崎駿の対談動画6種
 *DVD版に含まれていない箇所は青色で示してあります。
 訳文はDVD版の字幕を参照して改訳してありますが、
 フランス語の解釈についてあえてDVD版には従っていない箇所があります。
 なお、DVD収録版の訳文は、
 字幕という性質上内容が簡略化されたものになっています。
 言い淀みや繰り返しなどは
 すべて要約された形で字幕が作られているようです。


◆ 購入方法について
発売前の商品を予約購入する場合はアマゾンは信用できない、
という経験のもと、
僕は今回はあえてセブンドリーム・ドットコムを利用しています。
実際に利用してみた結果についても簡単にレポートしておきましょう。
予約購入に関する各種サービスの比較については、
以下の記事を参照してください。
『ハウル』DVDをどこで買うべきか?
 *発売前の商品の予約購入に関して、
 アマゾンのサービスには非常に問題があると思っています。
 僕以外にも、被害に遭われた方のレポートが
 ネット上に数多く公開されています。

僕は各種サービスを比較検討した結果として、
アマゾンの代わりにセブンドリーム・ドットコムを利用してみたのですが、
結果的には非常に満足できるサービスでした。
商品が期日に確実に届くのはもちろんのこと、
(この点に関しては、むしろアマゾンのサービスが酷すぎると思います)
最寄のセブンイレブンで自分の好きな時に受け取ることが出来る、
というのは思いのほか便利です。
アマゾンは宅配業者によって届けられるので、
自分の好きな時間に届けてもらうことが出来ません。
一旦受け取り損ねたらまた宅配業者の人に来てもらわなければなりません。
それに比べると、近くにセブンイレブンがありさえすれば
確実に自分の好きな時間に商品を受け取ることが出来るというのは、
思っていた以上に便利でした。
受け取りが可能になるのは当日の朝7時からです。
とくに予約した新商品を発売日に確実に入手したい場合は、
セブンドリーム・ドットコムは非常に便利なサービスだと思います。
えーと、あとは、
セブンドリーム・ドットコムの価格も十分安いのですが、
アマゾン並みにあと200円安くなれば本当に完璧だ、と思っていたり……。


《付記》
じつはまだ本編のDVDは未チェックだったりするのですが、
さっそく対談の私訳の訂正に取り掛かりたいと思います。

なるほど、字幕ってここまで簡略化して訳しちゃうんだ。
しかもあれくらい思い切って意訳しちゃって良いんだ。
勉強になったっす……。


《メモ》
いずれ訳します。
http://www.arte-tv.com/fr/cinema-fiction/Le_20cin_C3_A9ma_20d_27animation_20asiatique/Exposition_20_22Miyazaki-Moebius_22/718272,CmC=718318.html
http://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11321427157700/
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by moebius-labyrinth | 2005-11-16 21:07 | メビウスの子孫たち
Merci pour votre visite :o) Un manuel pour envoyer votre commentaire :
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