バイオグラフィー訳案13

「LE CANYON DE BLUEBERRY」というメビウスのファンサイトの
バイオグラフィーの訳案です。


1975 Mesentente avec Dargaud et
suspension de la serie Blueberry de 75 a 79.
Creation du magazine Metal Hurlant et
de la maison d'edition Les Humanoides Associes avec 3 acolytes.
1975年　ダルゴー社との意見の相違が問題になり
75年から79年にかけて「ブルーベリー」シリーズが中断される。
3人の仲間とともに雑誌「メタル・ユルラン」誌を創刊し、
出版社ユマノイド・アソシエ社を創設する。
　＊ダルゴー社とメビウスの不和については、
　他でもないダルゴー社のサイトで言及されていたりします。
　●　DARGAUD社サイト内メビウスのバイオグラフィー
　上記のページに以下の一節があります。

1975 - Suite a un differend avec son editeur,
Gir interrompt apres Angel face,
pendant quatre ans, la realisation de Blueberry.
La revue Metal hurlant est creee par Moebius,
Druillet, Dionnet et Farkas.
Les Humanoides Associes voient egalement le jour.
Le talent de Moebius commence a exploser avec Arzach.

1975年　出版社との不和から、ジルは
『ブルーベリー　第17巻　エンジェル・フェイス』の出版以降、
3年間にわたって「ブルーベリー」シリーズの発表を中断した。
雑誌「メタル・ユルラン」誌がメビウス、
ドリュイエ、ディオネ、ファルカによって創刊される。
『アルザック』において、ついにメビウスの才能が爆発する。

　反対にユマノイド社のサイトでは必要最低限の言及しかありません。
　●　LES HUMANOIDES ASSOCIES社サイト内メビウスのバイオグラフィー
　上記のページに以下の一節があります。

Moebius s'embarque avec Philippe Druillet, Jean-Pierre Dionnet et
Bernard Farkas dans l'aventure Metal Hurlant,
a qui il confie les premieres planches d 'Arzach, ［後略］

メビウスは、フィリップ・ドリュイエ、
ジャン・ピエール・ディオネ、ベルナール・ファルカとともに、
「メタル・ユルラン」という冒険に乗り出しました。
同誌に『アルザック』の初回を発表します。

　＊「ブルーベリー」の中断については以下のサイトで確認できます。
　●　DARGAUD社サイト内メビウスのページ
　上記のページの「Bibliographie（ビブリオグラフィー）」の欄に
　「ブルーベリー」シリーズの全タイトルがリストアップされています。
　たしかに、1965年以降毎年出版されてきた「ブルーベリー」シリーズが
　1975年から1978年まで中断されています。
　＊雑誌「メタル・ユルラン」誌については以下の記事を参照してください。
　［語る>「Metal Hurlant」（メタル・ユルラン）解説］
　＊ユマノイド・アソシエ社は、
　雑誌「メタル・ユルラン」誌の創刊を見越して、
　1974年に設立されたベデ専門の出版会社です。
　●　LES HUMANOIDES ASSOCIES社公式サイト
　●　ウィキペディア米内「Humanoids Publishing」
　　　「Humanoids Publishing」とは、「メタル・ユルラン」誌の米国版
　　　「Heavy Metal」（へヴィー・メタル）誌発刊のために創設された
　　　ユマノイド社のアメリカ支店です。
　ユマノイド社の歴史はそのまま「メタル・ユルラン」誌の歴史なので、
　［語る>「Metal Hurlant」（メタル・ユルラン）解説］
　をあわせて参照してください。