12月1日からパリで開かれている
「宮崎駿ーメビウス」展ですが、
実際に展覧会を観に行った人のレポートが、
ついに
「フランス語によるメビウスのメーリングリスト」に
投稿されました。
今回はこのレポートを訳してみたいと思います。
● 40jours氏の投稿(投稿番号#2339)
Il y a un catalogue (30 E) couverture souple reproduisant l'affiche,
avec quelques inedits.
3 pieces frappees pour l'occasion par la Monnaie de Paris
(le divin profil de Malvina, le profil du Major pour Moebius,
et la face de la sorcie`re du Voyage de Chihiro)...
L'expo est superbe, avec pas mal d'ine'dits (!)
meritant bien sur la publication,
mais certains panneaux melent originaux avec photocopie couleur
(de bonne qualite', certes)
mais tout cela n'est pas tre`s bien annonce'...
Le parallelisme de certains travaux de Miyasaki et de Moeb sont
franchement interessants.
ソフトカバーのカタログ(30ユーロ、約4100円)が用意されていて、
表紙は展覧会のポスターがそのまま使われている。
いろいろと未発表の作品の画像が収めれているよ。
パリ造幣局で展覧会が開かれるのを記念して、
3種類のコインが発行されている。
(それぞれ、マルヴィナの美しい横顔、メビウスの「少佐」の横顔、
『千と千尋の神隠し』の魔女の顔が刻印されている)
展覧会は素晴らしかった。未発表の作品がいっぱい公開されているんだ!
ぜひとも出版してもらいたいものばかりだ。
でも、オリジナルの作品にまじって、
いくつかカラーの写真複製パネルが展示されていた。
(でも、複製の質はすばらしかったよ、本当に)
でもやっぱり、複製だってのがちゃんとアナウンスされていないってのは、
ちょっとね……。
宮崎の作品とメビウスの作品を平行して展示するってのは、
率直に言って、興味深い試みだったと思うよ。
――さて、このような感じで、とくに
「展覧会は素晴らしかった。
未発表の作品がいっぱい公開されているんだ!
(L'expo est superbe, avec pas mal d'ine'dits (!) )」
という一節は見逃せませんよね。
あぁ、観てぇ~。巡回展シルヴプレ!
でも、展覧会のカタログ(日本では著作権の関係で「図録」と言います)が
30ユーロ、約4100円ってのはかなり高いと思います。
日本の美術展の図録なら、
普通は2000円から2500円というところなんじゃないでしょうか。
あと、やはり記念コインの話題が出ていますね。
宮崎駿のコインは『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の図柄のようですが、
下記のサイトで紹介されている
『ハウルの動く城』のヒロインの図柄のコインは
発行されていないんでしょうか。
それとも両面にそれぞれ異なる図柄が刻印されている
ということなのでしょうか。
続報を待ちたいと思います。
● パリ造幣局美術館公式サイト内記念コイン紹介ページ
湯婆婆の図柄のコインの画像は、
次のサイトで見ることができます。
一番下の写真の一番左側に写っているコインです。
● 「Actua BD」内「Fabuleuse rencontre entre Miyazaki et Moebius!」
あと、昨日お伝えした「宮崎駿―メビウス」展記念コインの情報が
間違っていました。すいませんでした。
関連情報をあらたに追加して、記事の該当部分を差し替えておきました。
パリ造幣局美術館のサイトで、
記念コインの画像があらたに1種類追加もされていますので、
参照してみてください。
[
緊急特別企画その2:「宮崎駿―メビウス」展関連情報]
本展関連の他の記事については、
以下の記事を参照してください。
[
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