[6>8]
BON DIEU!
MAIS CE CON M'A TROUE L'OREILLE!
くそっ!
このマヌケはどこのどいつだ? こんなこと聞いてないぞ!
LAISSE-MOI T'EXPLIQUER, KILL!
J'AI SIGNE UN CONTRAT AVEC LA PETITE...
ET C'EST LE...
この場は私に任せて! 事情を説明しよう、キル!
わたしはそこのレディーと契約を交わしている者です。
つまり、これは……
LE SALAUD! LE SALAUD!
JUSTE AU MOMENT OU J'ALLAIS ENFIN AVOIR MON ORGASME!
KILLY! MON LOUP, FAIS-LUI LA PEAU A CE SALAUD!
この馬鹿! 馬鹿!
もうちょっとでイキそうだったってのに!
キルちゃん、ねぇ、キルちゃん、そんなやつ殺っちゃって!
[7>1]
KILLY! TUE-LE!
JE VEUX SA PEAU!!! JE VEUX...
EARG! RAG! KOF KOF!
キル! 殺しちゃって!
殺っちゃて!!! 思い切って……、
殺し、うぐっ、げぇ、ゲホッ、ゲホッ!
GRRR!
ガルルル!
LA... LA FILLE!
お、おい、彼女が!
QUOI, LA FILLE?
何? 彼女?
[7>2]
BON DIEU!
クソっ、何だよこれは!
OUCH
痛てっ
[7>3]
EN FIN DE COMPTE, NIMBEA SUPER QUINQ ETAIT UNE VIEILLARDE
DONT L'HOLOMAQUILLAGE TOMBAIT A MINUIT
結局のところ、ナーブ・シュペール・キンクってのは実は老婆で、
彼女のホログラフィック・メイクは、
午前零時までしか持たない代物だったってわけだ。
*「HOLOMAQUILLAGE」は、「HOLO(類似)」と
「MAQUILLAGE(化粧)」の合成語でしょう。
「HOLO」は英語の「hologram(ホログラム、立体画像)」などの
構成要素となっている接頭語です。
検索しても見事に『L'Incal』の解説しかヒットしないので(→
■)、
この作品での造語と考えてよいと思います。
思い切って「ホログラフィック・メイク」という言葉を
新規に作ってみました。
VOUS ETES TOUS QUE DES SALAUDS DE BATARDS
このふにゃチンどもがっ!
LA FOUGUE AMOUREUSE DE KILL "TETE-DE-CHIEN"
AVAIT FAIT PERDRE LA TETE A CETTE SORDIDE CENDRILLON
というわけで、犬頭族キルの猛烈なる熱情は、
この醜いシンデレラへの愛情へと成り果てたのだった。