今日は、メビウスが関わった映画『トロン』のフリーゲームを
紹介しますよ!
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「LE CANYON DE BLUEBERRY」というメビウスのファンサイトの
バイオグラフィーの訳案です。
《本文》
1980 Collaboration au film Tron de Walt Disney
et Steven Lisberger (Story board).
1980年 スティーブン・リズバーガー監督とともに、
ウォルト・ディズニーの映画『トロン』制作に参加する
(ストーリーボードを担当)。
《公式バイオグラフィーサイトの記述》
● LES HUMANOIDES ASSOCIES社サイト内メビウスのバイオグラフィー
1980
Moebius et Jodorowsky imaginent ensemble L'Incal noir,
premier volume des Aventures de John Difool.
Dans le meme temps,
Moebius dessine les decors d'Alien, de Ridley Scott,
puis les story-boards des Maitres du Temps, de Rene Laloux,
et de Tron, pour Walt Disney.
1980年
この年、メビウスはホドロフスキーとともに、
ジョン・ディフールの冒険物語の第1巻となる
『闇のアンカル』の構想を練った。
それと同時に、
リドリー・スコットの映画『エイリアン』で美術設定を、
つづいて、ルネ・ラルーの映画『時の支配者』と
ウォルト・ディズニーの映画『トロン』でストーリーボードを
担当した。
● DARGAUD社サイト内メビウスのバイオグラフィー>該当記述なし
● 「INSIDE MOEBIUS」内「Biographie」
Il travaillera ainsi sur le story-board de
l'adaptation cinematographique du Dune de Frank Herbert,
pour les costumes d'Alien de Ridley Scott (1977),
pour les story-boards des Maitres du Temps (1978)
et de Tron, pour Walt Disney, en 1980.
フランク・ハーバートの小説『デューン』の映画化に向けて、
ストーリー・ボード作成の仕事に従事する。
また、リドリー・スコットの映画『エイリアン』で
衣裳デザインを(1977年)、
映画『時の支配者』(1978年)と
ウォルト・ディズニーの映画『トロン』(1980年)で
ストーリー・ボードを担当する。
《公式ビブリオブラフィーサイトの記述》
メビウスのビブリオグラフィーについては、
該当する作品がないので割愛。
映画『トロン』全般に関しては、以下のサイトが詳しいです。
● 「SF MOVIE Data Bank」内「トロン」
SF映画についての日本語によるデータベースとしては
おそらく最大のサイトのなかの、『トロン』のページです。
メビウスは「Costume Design(衣裳デザイン)」として
クレジットされています。
● 「goo映画」内「トロン(1982)」
メビウスは「スクリプター」としてクレジットされています。
● アマゾン日内『トロン』のページ
DVDが販売されていますが、在庫残りわずか。
● 「TOM'S DINER」内「TOMさんの映画にひとこと'04」
上から2番目、66番が『トロン』の評です。
● 「RED BATTALION」内『トロン』のページ
上記2サイトが、僕の見つけたなかでは、
もっともくわしく『トロン』について語ってくれている個人のサイトでした。
● 「みんなのシネマレビュー」内『トロン』のページ
上記3サイトの感想を全体的に見てみると、
パソコンがほとんど普及していなかった時代にサイバーパンクを
作ってしまった先駆性や、
デザインと音楽のすばらしさは皆の認めるところではあるものの、
ストーリーはせいぜい並み程度、
という感じでしょうか。
● 「ugo.com」内「Steve Lisberger, Exclusive TRON(Disney) Interview」
上記のページは監督のスティーブン・リズバーガーのインタビュー記事です。
メビウスに関連しているところだけ訳出しておきます。
UGO: What did Moebius contribute exactly?
STEVEN: He was originally brought in to storyboard
and do costume design.
But when we brought in Syd Mead,
he had some great ideas about the circuit suits.
Then, Moebius ended up doing some of the vehicle design.
Syd and Moebius were kind of a yin and yang combination,
and they complemented each other.
Since Moebius did comic books for so many years,
he was a phenomenal storyboard artist.
インタビュアー:メビウスはどのような仕事をしたのですか?
くわしく教えて下さい。
スティーブン:もともとはストーリーボードと
コスチューム・デザインをしてもらっていました。
でも、シド・ミードをあらたに迎えてみると、
サーキット・スーツについてとても素晴らしいアイデアを
出してくれたんです。
それで、メビウスは乗り物に関しては
デザインから手を引くことになりました。
シドとメビウスは、二人でうまく引き立てあって
仕事をこなしてくれましたよ。
お互いに認め合った仲だったんです。
メビウスといったら、
なにせ何年もコミックの分野で活躍して来ている人ですから、
彼の描いたストーリーボードは本当にすばらしいものでしたね。
『トロン』の公式サイトというものは用意されていないようですが、
次のサイトがすばらしく詳しいです。
● 「The Tron Page」
映画にかぎらず、関連商品まで網羅しているすばらしく詳しい
『トロン』のファン・サイト。
残念ながらメビウス関連の情報は見当たらないようです。
● 「TRON / This page is dedicated to one of the most visionay...」
作者は明記されていないものの、
ストーリーボードの画像が紹介されています。
● 「The. Movie Sounds Page」内『トロン』のページ
なんと映画の音声を公開しているというサイトのなかの、
『トロン』のページ。
残念ながら、僕が試したかぎりでは
すでに聴けなくなっているようなんですが。
映画『トロン』がコンピュータをフィーチャーしているということで、
なんと『トロン』のコンピュータ・ゲームが発売されているようです。
しかも、コンシューマ、アーケードと、いくつかの種類があるようです。
● 「The GLtron Homepage」
映画に出てくるライトサイクルというバイクのレースゲームの
公式サイトのようです。
1998年に開発が開始したそうなので、
映画公開当時に発売されたゲームというわけではなさそうです。
見逃せないのは何と言っても「Download」のコーナーでしょう。
ver0.70の「GLtron」をフリーでダウンロードして遊べてしまえます。
「Download」のページに移ったら、
「Stable Version, 0.70」とあるところの表のなかから
自分の環境にあったヴァージョンを選択して
その表のなかの該当する「Download」の文字をクリックして下さい。
ウインドウズの場合は、「Win32 0.70 binary installer」とある右横の
「Download」をクリックすれば、
95以降の全ヴァージョンに対応するはずです。
ミラーサイト一覧のページに移るので、
そのなかから適当にひとつを選んで、
リストの一番右端の「Download」の欄なかの、
ファイルに0と1が羅列されている形のアイコンをクリックして下さい。
ウインドウズの場合は、ダウンロードしたファイルがexeファイルなので、
それをクリックして、あとはインストーラーの指示に従って
「YES」をクリックして行けばオーケーです。
普通は、「スタート>プログラム」のメニューのなかに
あらたに「GLtron」というファイルが出来るはずなので、
そのなかの「GLtron」というアイコンをクリックすれば、
ゲームスタートです。
古典的な線引きゲームのようです。
ゲーム画面左下の四角い擬似ウインドウがフィールド・マップで、
他の3人のプレイヤーのバイクが引いた線と交差しないように
自分のバイクを走らせて行けば勝ち、というタイプのものなのでしょう。
ところが、自分のバイクをどうやってコントロールすれば良いのかが、
まったく分かりません。矢印キーは効かないし、
適当にキーを押してみても反応しないし、
これってどうやってコントロールすれば良いんでしょうか?
まいったなぁ……。追々調べてみたいと思います。
ビジュアルと音楽はなかなかかっちょよいのではないかと思います。
話のタネにちょっと試してみるくらいの価値はありそうです。
● 「TRON 2.O」
2003年にあらたに発売された『トロン』のゲームの公式サイトです。
音声アリなので注意してください。
ページ上段タイトルロゴの下にあるメニューのなかの
「GALLERY」をクリックすることで、画像紹介ページに移ります。
なかなかかっちょよいヴィジュアルです。
このまま映画そのものをリメイクしちゃえば良いのに。
ページの最上段には「TRAILER(動画トレイラー)」というメニューも
ありますが、笑っちゃうくらい重いので僕はまだ見ていません。
● 「4Gamer.net」内『Tron 2.0』特集ページ
日本で書かれた『Tron 2.0』関連の情報が大量に集められています。
● 「4Gamer.net」内「REVIEW/forGamer.net>Tron 2.0」
『Tron 2.0』について日本語で詳しく解説されています。
● 「Inside Mac Games」内「TRON 2.0」のページ
● 同サイト内「TRON 2.0 Screenshot Gallery」
● 「Netjak OLD SCHOOL」内「Tron 2.0」
● 「Digital Silence」内「Tron 2.0 Game review」
上記三つのサイトは「TRON 2.0」のレビューのページです。
全体的に評価は結構高いようす。
● 「M.B.B.J.」内「がらくたは宝物>トロン」
映画の公開からずいぶん後になってから入手したという
TOMYの『トロン』のゲームを紹介してくれています。
● 「TRON / The Game...」
アーケード版の『トロン』のゲームについてのページのようです。
《画像の紹介》
映画『トロン』関連のメビウスの画像については、
以下のサイトが参考になります。
● 「MAJOR GRUBERT」内「Films>Tron」
メビウスの描いた『トロン』のデザイン画を
なんと56枚も見ることが出来てしまいます。
「Tron01~56」が該当する画像です。
ページ最下段、「Afficher toutes les images (2189Ko)」
(画像を全部表示する:2189Kb)
とあるところをクリックすると、一度に全部見ることが出来ます。
● 「Obsesion MOEBIUS」内「PELICULAS>TRON」>
「Imagenes del Storyboard」
メビウスの描いたストーリーボードの画像を見ることが出来ます。
あー、疲れた。それにしても、『トロン』のライトサイクルって、
まんま『アキラ』の金田バイクですね。
あれって、何か先例があるんでしょうか。
メビウスには全く関係がないので、
これ以上深入りするのは避けたいんですが。
メビウスと宮崎駿の対談動画を見つけてしまったので、
これはやはりバイオグラフィーの下訳をまた一旦中止して、
対談動画の文字おこしと和訳をせねばなりますまい。
ということで、バイオグラフィーの下訳はまた一旦中止です。
次回からは対談動画の文字起こしと和訳をしたいと思っています。