「宮崎駿―メビウス」展のカタログを購入するためのガイド、
郵便局篇の後編です。
前編については、以下の記事を参照してください。
[
「宮崎駿―メビウス」展カタログ購入ガイド:郵便局篇前編]
◆ 郵便局からの海外送金
◆ 郵便局から海外送金をする
郵便局から海外の銀行口座へ送金することが出来ます。
海外の銀行口座へ送金する方法は他にもありますが、
僕たちが調べたなかでは、
これがもっともお勧めできる方法です。
郵便局から海外送金をするばあいは、
かならず中央郵便局に赴いて、
担当の人に実際に会って、
じかに方法を説明してもらうようにして下さい。
支局からも海外送金をすることは出来ますが、
海外送金を専門に担当しているような人はいません。
手続きはかなり煩雑ですので、
専門の担当の人に直接教えてもらいながらでないと、
正確な手続きはまず不可能かと思います。
以下に、僕たちが調査した限りでの方法の説明をしますが、
これはあくまで参考程度に参照してください。
当サイトの記述を参照した結果被られた被害等に関しては、
僕たちが責任を負うことは出来ません。
郵便局からの海外送金の方法については、
郵便局の公式サイトにも説明が記載されていますので、
まずはそこを参照してください。
● 「日本郵政公社」
● 「郵便貯金ホームページ」内「ゆうちょ商品サービス>送金・決済>国際送金>ヨーロッパ>フランス」
まず、郵便局から海外送金をする際に必要なものを列挙しましょう。
・身分証明書(運転免許証、保険証が一般的)
・現在の住所を証明できる書類
(住所が記載されている公共料金の請求書等)
*身分証明書に記載されている住所と
カタログを送ってもらう住所が異なる場合に必要です。
・国際郵便振替請求書兼告知書または国際送金請求書兼告知書
(郵便局の窓口でもらえます。場合によって必要な書類が異なります)
・必要なお金(今回は1万円持ってゆけば万全だと思います)
*事前に両替などをする必要はありません。
*換算レートは、届出をしたその日のものが適用されます。
・郵便口座を開設するために用いた印鑑
場合によっては必要でないものも含まれていますが、
手続きの際にはこれら全てを持って行くことをお勧めします。
郵便局から海外送金する方法は、今回はさらに2種類に分かれます。
お勧めできる順番に挙げてみます。
・郵便口座から海外の銀行口座へ送金する方法(国際郵便振替)
・郵便局で現金を払い、それを海外の銀行口座へ送金する方法(国際送金)
それぞれの方法によって、
必要な書類と手数料と送金日数が異なります。
・国際郵便振替の場合
├必要な書類:国際郵便振替請求書兼告知書
├郵便局の手数料:1400円
├相手先銀行の手数料:3.8ユーロ
└送金日数:2~4日
・国際送金の場合
├必要な書類:国際送金請求書兼告知書
├手数料:700円
├相手先銀行の手数料:3.8ユーロ
└送金日数:4~6日
上記の事項はあくまで今回の場合です。
送金金額や相手先の国等、条件が変わると、
上記の事項もまた変わって来ますので
注意してください。
手数料は高めですが、確実性という点から、
お勧めできるのは国際郵便振替です。
(ただし、すでに郵便口座を開いている必要があります。
また、この場合は口座開設に用いた印鑑が必要になります)
また、郵便局の手数料だけではなく、
相手先の銀行の手数料も払わなければならないので注意して下さい。
ユーロ→円への両替は、届出をした日の換金レートに拠ります。
国際郵便振替で送金するばあいは、
「国際郵便振替請求書兼告知書」に必要事項を記入する必要があります。
以下にその記入例を挙げておきました。
郵便局の窓口でもらえる「国際送金のご案内」というパンフレットの、
15~16ページに記載されている記入例です。
「国際郵便振替請求書兼告知書」の画像
(クリックで別窓で開きます。画像は253kb)
以下に、僕たちが調査した限りでの、
記入に際する注意点を列挙しておきましょう。
・中央局で、
海外送金を専門に担当している人に教えてもらいながら
記入することを強くおすすめします。
・以下に列挙する事項はあくまで今回に限って適用できるものです。
条件が変わると適用できなくなる事項も含まれていますので、
注意して下さい。
・「受取人」の「氏名」の欄には24文字までしか記入できません。
今回の受取人の正式名称は
「Buena Vista International (France) 」ですが、
これは24文字以上なので記入することは出来ません。
幸い、展覧会の公式サイトからリンクされている購入フォームには
「BVI france」と記載されていますので、
この略称を記入すると良いかと思います。
・フランスでは住所は
「番地、通りの名前、郵便番号、市名、(州名)、国名」
の順番に表記します。
・「受取人」の「郵便番号」は、
この場合は「75008」だと思われます。
・相手先の銀行の名前と住所の記載の仕方には2種類あります。
1, 銀行本店の名前、銀行支店の名前、銀行支店の住所、を記入する。
2, 銀行本店の名前、銀行本店の住所、を記入する。
要は、相手先の
銀行本店の名前と住所と銀行口座番号だけ記入しておけば
送金することが出来る、ということなのですが、
やはり確実性という点から、支店の名前も併記することをお勧めします。
この場合は、「銀行の住所」の欄には
支店の住所を記入しなければいけません。
注意してください。
・「銀行コード」の欄にはSWIFTコードとIBANコードを併記することを
お勧めします。
この場合、欄外にはみ出してしまいますが、
はみ出して書いても良いそうです。
はみ出す場合の書式は特に決められていないそうです。
欄の下にすぐ続けて書いておくのが良いでしょう。
・通信文にはメール・アドレスを記入することをお勧めします。
記入できるのはローマ字またはアラビア数字で30文字までです。
ローマ字は大文字と小文字を区別することが可能だそうです。
ただし、通信文欄に記入できる記号には制限があって、
「@」(アット・マーク)を記入することは出来ません。
この場合は、「(a)」(丸カッコでくくった小文字の"a")で
代用するのが慣習だそうです。
また、「_」(アンダーバー)も記入不可能です。
基本的に、特殊な記号は送信することが出来ない、と考えてください。
・送金目的欄には、
今回は「展覧会の図録の購入代金」と記入すれば良いそうです。
・「金額」の欄には「41.80」と記入しなければなりません。
38ユーロに相手先の銀行の手数料3.8ユーロを加えた金額です。
38ユーロでは結果的に振り込み金額が不足になってしまうので、
注意して下さい。
以上のように正確に記入した必要書類と、
身分と現住所を証明できる書類を、
郵便局の窓口に提出してください。
くどいようですが、
中央局の専門担当官に教えてもらいながら
手続きをすることを強くおすすめします。
上記のものを提出すると、
郵便局の人がユーロをその日の換金レートで両替して、
必要な金額を請求してくれます。
当然日によって金額は変化しますが、
おおよそ7500円程度になると思います。
必要な金額を支払うと書類の写しをくれますので、
この写しも大切に保管しておきましょう。
◆ 一応、送金した旨をBVI franceにメールで連絡する
これで一応、
必要な手続きはすべて終わったということになるかと思います。
念のために、BVI franceへ、
郵便局から送金した旨と、
カタログを発送してもらいたい住所を、
メールで知らせておくことにしましょう。
僕はこのような文面でメールを送っておきました。
(実際に送った文面にさらに手を加えてあります)
【題名】
J'ai vire du bureau de poste japonais.
日本の郵便局から送金しました
【本文】
Bonjoir,
Merci beaucoup de votre gentille reponse.
J'ai vire du bureau de poste japonais.
Voici ma adresse :
Nom : [名前をローマ字で]
Adresse : [番地, 町村名 市名 県名 郵便番号 Japon]
Cordialement
拝啓
丁寧なご返信ありがとうございました。
日本の郵便局から送金しました。
私の住所は以下の通りです:
名前:[名前をローマ字で]
住所:[番地, 町村名 市名 県名 郵便番号 Japon]
*番地~県名はローマ字で表記する必要があります。
敬具
◆ フランスからの吉報を待とう
管理人は上記の方法で送金して見たのですが、
じつはこの記事を作成している時点では
まだカタログは届いていません。
出来るだけ早めにお伝えしたかったので、
あえてこの時期に記事をアップしてみたのですが、
当然、この方法で確実にカタログが届くのかどうかはまだ未定ですので、
あくまでご自身の責任において、
専門の方の指導を仰ぎながら、
手続きをされることを強く強くお勧めします。
管理人のもとにカタログが届きしだい、
その旨を通知させて頂きます。
では、あなたのもとにもカタログが訪れますように。
《注記》
2005年4月28日、展覧会公式サイト上にて、
・カタログの購入フォーム(BVI宛)
・ポスターの販売情報
が削除されていることを確認しました。
すでに、郵便局からの海外送金によるカタログの購入は
不可能になっているかと思われます。
◆ カタログが到着
2005年5月2日にカタログが到着しました。
郵便局で送金手続きをしてから12日後ということで、
フランスから発送されていることを考えると、
かなり早いのではないかと思います。
この記事の作成に関しては
当サイトの訪問者samoyedさんに
ご協力して頂いています
ありがとうございました
関連:
[
「宮崎駿―メビウス」展カタログ購入ガイド:パピエ篇]
*カタログの購入方法としてもっともお勧めできる方法です。
[
「宮崎駿―メビウス」展カタログ購入ガイド:フナック篇]
*フランスのオンラインサービスで購入する方法です。
ただ、残念ながら現時点では詳細をレポートする準備がありません。
[
「宮崎駿―メビウス」展カタログ購入ガイド:補足資料編]
*取扱ってもらえないお店の情報、
手数料が高すぎでお勧めできない銀行からの振込みのことについて。
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以下の記事を参照してください。
[
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