地図サイトでちょっと面白いところを見つけてしまいました。
今日はそれを使って、
メビウスゆかりの土地を散策してみたいと思います。
◆ 地図サイト「Mappy」
● 「Mappy」
一見ただの地図サイトですが、
検索結果の地図の左側上段に
「Photo」(写真)という欄が表示されているのがミソです。
なんと、同地の航空写真を見ることが出来るのです。
(フラッシュ・プレイヤーがインストールされている必要があります)
縮尺も何種類か用意されているようで、
かなり拡大することが出来ちゃったりします。
さすがにGoogle Mapsのようには行きませんが、
これはこれでかなり良い感じです。
◆ 検索のしかた
「Map」(地図)とある欄に必要事項を入力して検索します。
「Street and n°, tube, district」(通りと番地、駅名、地区名)
「Place」(市名)
「Post code」(郵便番号)
「Country」(国名、メニューの中から選ぶ)
にそれぞれ所定の事項を入力して、
「>ok」のボタンをクリックしてください。
具体的な検索方法は、
次節以降を参照してもらえれば分かると思います。
《注意》
残念ながら、
「Mappy」の検索結果はURLでは指定できないようです。
(検索結果のURLで改めてアクセスしてみても、
エラー画面が出てしまいます)
航空写真については画像をアップしておきました。
どうしてもという方は、
検索手順を示しておきましたので、
それにそって検索し直してください。
◆ メビウスと一緒にパリを歩こう
さっそくメビウスに関連のある場所を検索してみました。
◆ Stardom社
メビウスの家族経営的な出版社Stardom社の住所は、
102 avenue des Champs Elysees 75008 PARIS
(パリ市75008番シャンゼリゼ大通り102番地)
です。
● 「Mappy」内「Street:102 avenue des Champs Elysees, Place:Paris, Post code:75008, Country:France」
残念ながら倍率と航空写真の設定はURLでは指定できないようなので、
上記のリンクを開いて、
地図の左側上段「photo」とあるところをクリックして見てください。
同地の航空写真が表示されるはずです。
さらに「photo」の下にある「zoom」欄のなかの
〓
〓〓
〓〓〓
〓〓〓〓
という感じの縮尺指定バーの
一番下のバー(もっとも拡大するもの)をクリックしてください。
同地の航空写真のさらに拡大されたものが表示されるはずです。
建物一つ一つをしっかり確認できます。
地図上のアンカー(地図中央の、丸に目盛りが付いた印)を見る限り、
番地はちょうど道路(シャンゼリゼ大通り)の真中を指しているので、
おそらくこの印に向かい合った建物のうちのいずれかが、
Stardom社ということになるのでしょう。
縮尺バーの「〓DISTRICT〓」(下から三番目)をクリックすると、
もう少し縮小した縮尺の航空写真を見ることが出来ます。
この「DISTRICT」(地区)縮尺の航空写真のなかの
左上の方にある丸いロータリーの中央にある建物が凱旋門です。
● フランス政府観光局公式サイト内「パリ情報>主要観光スポット>シャンゼリゼ/モンテーニュ/ジョルジュ・サンク>PDF」
同地の日本語地図です。
PDFファイルなので注意してください。
400%に拡大してB2の地区を見てみてください。
(地図は赤い直線で12の地区に分けられています)
この地区のなかの右端中央、「Lacoste(14)」とあるところが、
Stardom社の場所(の周辺)だということになるでしょう。
◆ スターダム・ギャラリー
Stardom社はギャラリーも経営しているようです。
スターダム・ギャラリーの住所は
81 AVENUE DE LA BOURDONNAIS 75007 PARIS
(パリ市75007番ラ・ブルドネ通り81番地)
です。
● 「Mappy」内「Street:81 AVENUE DE LA BOURDONNAIS, Place:Paris, Post code:75007, Country:France」
これも同様に“「photo」+縮尺最大”にしてください。
さらに、縮尺を「DISTRICT」にして見てください。
この縮尺の地図上の左上の方にある四角形のものが
エッフェル塔です。
ちゃんと塔の形の影が上方左寄りに伸びています。
ドラッグ&ドロップで地図を移動させることが出来るので、
その要領でエッフェル塔を地図中央まで移動させて
縮尺を最大にすると、
エッフェル塔を真上から見た姿を確認することが
出来ちゃったりします。
◆ パリ造幣局美術館
「宮崎駿―メビウス」展が開催されたパリ造幣局美術館の住所は、
11 QUAI CONTI 75006 PARIS
(パリ市75006番コンティ河岸11番地)
です。
● 「Mappy」内「Street:11 QUAI CONTI, Place:paris, postal code:75006, Country:France」
これも同様に“「photo」+縮尺最大”にしてください。
パリ造幣局については、すでに写真を確認しているので、
[
「宮崎駿-メビウス」展公式サイト全訳 「美術館」]
上記の航空写真のなかのアンカー(地図中央の丸印)の
すぐ左下に斜めに建っている建物が、パリ造幣局だと分かります。
縮尺を「DISTRICT」にしてみると、
地図の左上4分の1ほどを占領している
ルーブル美術館を確認することが出来ます。
(↑この画像では、
画面中央の広大な敷地がルーブル美術館です)
◆ ギャラリーArludik
メビウスを含め、ベデ作家の個展が頻繁に開かれている
ギャラリーArludikの住所は、
12-14 rue St-Louis en l'ile 75004 PARIS
(パリ市75004番St-Louis en l'ile通り12-14番地)
です。
● 「Mappy」内「Steet:12-14 rue St-Louis en l'ile, Place:paris, Post code:75004, Country:France」
(途中で通り名を確認されますが、「OK」をクリックしてください)
これも同様に“「photo」+縮尺最大”にしてください。
ギャラリーArludikについても
その概観の写真はすでに確認済みなのですが、
[
メビウスと宮崎駿と大友克洋の写真:ギャラリーArludik]
残念ながら航空写真の縮尺が今ひとつ小さすぎるので、
航空写真のなかのどれがギャラリーArludikなのかは
特定できないように思います。
《付記》
残念ながら「Mappy」の航空写真サービスは、
メビウスの生地のノジャン・シュル・マルヌ(Nogent-sur-Marne)や
国際ベデ映像センターのあるアングレーム市(Angouleme)には
対応していないので、
メビウスゆかりの土地としては上記の三箇所が精一杯なのですが、
パリ市内ならば、今後もこのサービスで
当該地の様子を確認して行けそうです。
● 「Mappy」内「Maps>Aerial photos」
同サイトで航空写真が公開されている都市一覧です。
ページ内の地図上に示されている都市が
航空写真に対応しているものです。
パリ市(Paris)のほかには、
『ハウルの動く城』のモデルとして以前紹介した
ストラスブルグ(Strasbourg)も航空写真に対応しているようです。