INTRODUCTION
イントロダクション
QUAND 《ARACH》 FUT PUBLIE,
L'IMPACT PUBLIC A ETE ETONNANT.
CES PAGES FIRENT L'EFFET D'UNE BOMBE,
D'UNE PETITE REVOLUTION DANS LE MONDE DE LA BANDE DESSINEE.
LE FAIT QU'IL N'Y AIT PAS LE MOINDRE TEXTE DANS CES PAGES
A D'ABORD BEAUCOUP SUPRIS.
EN OUTRE,
L'HISTOIRE NE CORRESPONDAIT A AUCUN DES SCHEMAS NARRATIFS CLASSIQUES,
DU MOINS DANS LE DOMAINE DE LA BANDE DESSINEE,
CAR DANS LA LITTERATURE CONTEMPORAINE
CE GENRE DE CHEMINEMENT N'A RIEN D'EXCEPTIONNEL.
僕がはじめて「アルザック」を発表したとき、
それを読んだ人たちはそれはもう驚いたそうだ。
こんな漫画ははじめてだ、
バンド・デシネの世界に革命が勃(お)こった、
という具合にね。
この作品には台詞もオノマトペも無いんだけど、
まず何よりも、それがみんなを驚かせたんだと思う。
しかも話の内容まで、
それまでのものとは似ても似つかぬ構造で、
バンド・デシネかどうかでさえ怪しい代物だったわけだからね。
でも僕は、
日々進歩する同時代の文学のなかにあって、
バンド・デシネだけが例外であってはいけないと思っていたんだ。