大阪の梅田
(東京で言うなら東京駅周辺)
にある大型書店で、
メビウスの作品の英訳版が売っています。
◆ 「YARD*」はんをチェックせな
この件についてはすでに「YARD*」さんが紹介してくれています。
● 「YARD*」内「月曜日, 6月 13, 2005, MOEBIUS」
● 同上内「火曜日, 6月 14, 2005, あ、空調効いてる」
ここでは明記はされていませんが、
エコさんが「ランカル」の英訳版を見つけたというその書店は、
じつは大阪駅前の「旭屋」という有名な大型書店だということを、
私信で教えていただきました。
ありがとうございました。
さっそく梅田まで行って確認して来たのですが、
梅田には大型書店が3店あるので、
ついでにすべてチェックしてみました。
成果から先にお知らせすると、
「ジュンク堂」にも「ランカル」英訳版は売っていて、品揃えも一番良い
「旭屋」にも売っているけど、品揃えは数冊程度
「紀伊国屋」には売っていない
*買うだけなら、アマゾン日がお得
ということになります。
梅田周辺の地理に明るい人なら、
この三店については特に説明する必要はないでしょう。
◆ ジュンク堂はん、もうかりまっか?
● ジュンク堂書店公式サイト
● 同上内ジュンク堂書店大阪本店のページ
梅田のジュンク堂は全3階のフロアがありますが、
その3階の洋書コーナーで「ランカル」英訳版が売られています。
「17B」という棚の日本の漫画の英訳版が売られているコーナーのすぐ下を
チェックして見てください。
アメコミを中心に、バンド・デシネの英訳版も陳列されています。
バンド・デシネ英訳版については、
「ランカル」の英訳版『THE INCAL THE EPIC CONSPIRACY』や、
エンキ・ビラルのニコポル三部作が一冊に纏(まと)められた合冊版
『THE NIKOPOL TRILOGY』、
あと、同じくビラルの『THE CHAOS EFFECT』が売られていました。
他にもアメコミの『HELL BOY』やあの『SANDMAN』など、
(どちらもとても有名な作品です)
それなりに揃っている感じです。
◆ 旭屋はん、ぼちぼちでんな
● 旭屋書店公式サイト
旭屋では7階洋書コーナーの「C-05-02」という棚の
向って右下の方をチェックしてみてください。
同じく『THE INCAL THE EPIC CONSPIRACY』や
『THE CHAOS EFFECT』が売られていますが、
他のアメコミも含めて、品揃えは数冊程度です。
◆ 紀伊国屋はん、あかんがな
● 紀伊国屋書店公式サイト
● 同上紀伊国屋書店梅田本店のページ
紀伊国屋でも探しては見たのですが、
僕が見たかぎりでは陳列はされていないようでした。
◆ 総括
今回は大阪の梅田の書店だけしか調査していませんが、
梅田に限らず大型書店なら、洋書コーナーに
「ランカル」英訳版が陳列されている可能性はかなり高いようです。
◆ 購入だけならアマゾンがお得
実際に書籍を手にとって見ることが出来るというのは
すごく嬉しいことなのですが、
単に購入するだけなら、だんぜんアマゾン日がお得のようです。
● アマゾン日内『The Incal: The Epic Conspiracy』
● 同上内『The Incal: The Epic Journey』
どちらも1900円台という破格の安さ。
うむ、下巻はむりせずアマゾンで買うことにしよう……。
◆ 『THE INCAL THE EPIC CONSPIRACY』って何やねん
メビウスの作品については
フランス語による原典で揃えれば充分だと思っていたのですが、
店頭で販売してくれることへの応援の意味も込めて、
ジュンク堂で『THE INCAL THE EPIC CONSPIRACY』を購入してしまいました。
● 出版社DCコミック社公式サイト
● DCコミック社公式サイト内『THE INCAL VOL.1: THE EPIC CONSPIRACY』
フランス語原典では「ランカル」シリーズは全6巻なのですが、
上に紹介した英訳版では
このうち前半3巻分を一冊にまとめて合冊版にしてあります。
価格は税込みで3150円と、
もとのアルバムの値段から考えると破格の安さなのですが、
(アルバム3冊なら、8000~9000円はするはずです)
その分装丁が簡略化されています。
ソフトカバーでサイズもアルバムより一回り小さく、
ページに使われている紙もアルバムのものより薄いです。
アルバムが「単行本」ならこの英訳版は「文庫本」という感じです。
作品としての完成度で見るなら断然アルバムなのですが、
文庫本は文庫本として、気軽に読めるのが逆にありがたい所です。
(当然英訳されているのでフランス語が読めなくても大丈夫です)
この書籍についてくわしくは以下の記事を参照してください。
[
『THE INCAL THE EPIC CONSPIRACY』(「ランカル」英訳版)解説]
一応注記しておきますが、
大阪の人はああいう喋り方はしませんので、あしからず。
「ランカル」英訳版については
「YARD*」の豊崎エコさんに教えていただきました
ありがとうございました
あれからまた
佐伯日菜子の問題のサイトを探してみたんですが
やっぱり見つからないんです
残念です
あの映画評を読んで佐伯エッセイが好きになったのに……