人気ブログランキング | 話題のタグを見る
フランスの漫画家
メビウスについて
日々調査してゆくブログ

by moebius-labyrinth
メビウスの似顔絵-クリックで紹介記事へ
宮崎駿や大友克洋にも影響 を与えた、世界的に有名な フランスの漫画家です。
まずはこちらへどうぞ。
基本用語解説
おすすめ記事
タダで読もう
メビウス作品リンク集
メビウスの作品をオンラインで読むためのリンク集。
↓オススメ
Mystere Montrouge
The Long Tomorrow
和訳
毎日すこしずつ和訳を作っています。
『Inside Moebius』
《全画像付き》メビウスの 入門に最適な一篇。洒落た 雰囲気とちょっとシュール なストーリー。メビウスは いかにしてベデを描くに至 ったのか?
『STARDOM STORY』
《全画像付き》スケッチ風 の短篇ベデです。
メビウス「漫画は好き?」
ユニコーン「もちろん!」
『The Long Tomorrow』
《全画像付き》私立探偵のピートは、ドールという美女から仕事を依頼される。しかし彼女が暗殺され、ピートにも追っ手が。はたして事件の真相とは……?
『L'Incal 1』
《全画像付き》メビウスの代表作。謎の物体アンカルをめぐって、私立探偵のジョン・ディフールが冒険を繰り広げます。
メビウスが動く
メビウス作のアニメを、
タダで見よう。

『アルザックラプソディ』
『時の支配者』
『MOEBIUS STRIP』1
『MOEBIUS STRIP』2
「ランカル」が動く
「starwatcher」他メモ
メビウスの壁紙
あなたのパソコンにも
メビウスを!
くわしくはこちらまで。
作品解説
こちらから、各作品の解説に飛んでください。

『アルザック』
「ランカル」
「ブルーベリー」
『アルザックラプソディ』
メビウスが話す
インタビュー動画です。


メビウス&宮崎駿 対談動画
 ├全和訳1
 ├全和訳2
 └『ハウル』DVD
宮崎駿を語る
「ランカル」が動く
チャット:france 5
『ダスト』を語る
Roland Collection
creativ tv
紹介動画:france 5
PUBLIC SENAT
アメコミを語る
特集:宮崎駿
メビウス&宮崎駿 対談動画
 ├全和訳1
 ├全和訳2
 └『ハウル』DVD
「宮崎-メビウス」展全訳
 ├会場での二人の動画
 ├出品作品の画像
 ├カタログ購入ガイド
 └関連記事インデックス
メビウスとの対談
娘の名はナウシカ
ナウシカちゃんの写真
メビウス作ナウシカ
『リトル・ニモの野望』
初めて宮崎作品を観た時
特集:大友克洋
対談「OTOMOEBIUS」訳
『メトロポリス』を語る
「大友克洋」展とメビウス
インタビュー動画
 └全和訳
特集:手塚治虫
82年の邂逅
特集:谷口ジロー
『イカル』原画展
谷口ジロー特集@Epok
番外篇
仏語なんて不要です
エンキビラルと荒木飛呂彦
荒木割りの原理
ゲームでメビウス
メビウスが関わった映画
『トロン』のフリーゲーム
を紹介します。
最近の企画
こちらを参照して下さい。
いまは『Arzach』の訳を作っています。
カテゴリ説明
こちらから各記事へ飛んでください。
メール
こちらまでお願いします。
アドレスの中の「AntiSpam」を取り除いてから送信してください。
・購入の相談について
検索
以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
『ARZACH』下訳その6
宮崎駿の『風の谷のナウシカ』にも影響を与えた、
フランスの漫画『Arzach』の和訳です。
 [『Arzach』(アルザック)解説
 [メビウス&宮崎駿対談動画:文字おこしと全和訳1


《ARZACH》 A UN COTE TRES NEGATIF.
LORSQUE J'AI COMMENCE A LE DESSINER,
J'ETAIS TOUT A FAIT DANS LA NORME DE LA SOCIETE QUE JE FREQUENTAIS,
CELLE DES CREATEURS DE BANDE DESSINEE,
OU ETRE NEGATIF ETAIT UN INDUBITABLE CRITERE DE QUALITE.
LA MORT EST TRES PRESENTE.
L'OISEAU EST UN BON EXEMPLE DE CES SYMBOLES MORBIDES :
IL RESSEMBLE A UN SAURIEN PREHISTORIQUE,
ESPECE ETEINTE, ET PARAIT FAIT DE BETON.
『アルザック』にはすごくネガティブな面もあると思う。
この作品を描きはじめた頃、
僕は当時関係していた会社にがんじがらめになっていたから、
その反動として、
バンド・デシネの作家としてはネガティブな状態にあった。
きっとそういうのが、作品の性質に影響しているんだろう。
“死”はとても身近な存在だ。
作品の至るところに死が不気味な影を落としている。
なかでもとくに、アルザックの乗っている鳥はその典型的な例だろう。
この鳥は太古の恐竜、すでに絶滅した種によく似ている。
外見はまるでコンクリートで出来ているみたいだ。


《付記》
原文中、「アルザック」を描きはじめた頃、
「会社に通っていた」(LA SOCIETE QUE JE FREQUENTAIS)とありますが、
「アルザック」の第一回目が雑誌「メタル・ユルラン」に掲載された
1975年当時は、
すでに「ブルーベリー」シリーズが開始されていて、
アルバムも何冊か刊行されていたし、
SFのイラストの仕事もしていたので、
メビウスがベデ作家と会社員を兼業していたということは
いくらなんでも無いでしょう。
この時期メビウスと関連のある会社というと、
1974年に創立された
出版社LES HUMANOIDES ASSOCIES社がまず思い浮かびます。
さらに、当時はどうやら
出版社DARGAUD社との仲が上手く行っていなかったようです。
([バイオグラフィー訳案13])
LES HUMANOIDES ASSOCIES社の方は、
メビウスが中心となって新しいベデを創るために設立された会社なので、
原文で触れられている会社というのは、
DARGAUD社の方ではないかと思います。
DARGAUD社から出版されていた「ブルーベリー」シリーズは
ベデの伝統的な一ジャンルであるウエスタン・コミックで、
1975年にメビウスとDARGAUD社との仲が悪くなって一時期中断していた
という事情があるので、
おそらく、伝統と革新の板ばさみになって悩んでいたメビウスが、
いったん「ブルーベリー」シリーズを中断して、
「アルザック」とLES HUMANOIDES ASSOCIES社という冒険に打って出た、
という流れがあったのではないでしょうか。
「“死”はとても身近な存在だ」(LA MORT EST TRES PRESENTE)
と言っているのは、
メビウスが悩んでいたときに自殺も考えていた、ということなのでしょう。

もうひとつ、
原文の「OISEAU」の解釈が難しいところです。
「OISEAU」は「鳥」という意味の語なのですが、
文脈から判断すると、
明らかにアルザックの乗っているあの翼竜を指しているようです。
しかし、「OISEAU」には「翼竜」という意味はありません。
● 「TLFi」内「OISEAU」
  オンラインの仏仏辞典としては最大規模のものです。
  「翼竜」に相当するような語釈は掲載されていません。
アルザックの乗っている生き物は、
日本では一般に「翼竜」と名指されていますが、
どうやらメビウスは「OISEAU」(鳥)と呼んでいるようです。
アルバム(Nouvelle edition, ISBN:2731614080)の56ページにも、
「OISEAUX」(「OISEAU」の複数形。鳥たち)という語が出てきます。


《メモ》
少林カウボーイ。
なんつータイトルだ……。
by moebius-labyrinth | 2005-06-30 22:10
Merci pour votre visite :o) Un manuel pour envoyer votre commentaire :
http://moebius.exblog.jp/2993114/

<< 「少林カウボーイ」(SHAOL... 『ARZACH』下訳その5 >>
カテゴリ
リンク(メビウス関連)
書店

紀伊国屋

 ├洋書詳細検索ページ
 └洋古書詳細検索ページ
丸善
パピエ
 ├メビウスのページ
 └「商品のご購入手順」
アマゾン日
アマゾン仏
 └書籍詳細検索ページ
アマゾン英
アマゾン米
BD NET
fnac.com
 └書籍詳細検索ページ
オークション
eBay仏
eBay米
出版社

Stardom(Moebius-plus)*
 └復活版
HUMANO ASSOCIES
 ├メビウスのページ
 └メビウスの伝記
DARGAUD
 └メビウスのページ
Casterman
 └メビウスのページ
公式サイト

INSIDE MOEBIUS
 └和訳付解説
Moebius-plus(新)*
 └復活版
Moebius-plus(旧)
「ブルーベリー」(ベデ)
『ブルーベリー』(映画)
「Le Monde d'Edena」
『アルザックラプソディ』
「宮崎駿-メビウス」展
 ├全訳
 ├出品作品の画像
 └関連記事インデックス
『MOEBIUS STRIP』
ファンサイト
メビレンジャー*
 ├作品レビュー*
 ├著作目録*
 └掲示板*
テクノドローム
 └作品レビュー
ベデ知事
MAJOR GRUBERT
 └サイト内検索
BIBLIOGRAPHIE ILLUSTRE
 └簡易解説
MOEBIUS Fatal
Obsesion MOEBIUS
Pierre Tritten
 └サイト内検索
CANYON DE BLUEBERRY
ベデ全般
データベース

BD NET
BD GEST'(B'd'd)
BD GEST'
BULLEDAIR.com
 ├メビウス作品一覧
 └検索ページ
ENCYCLO'BD
GUEULE DU LOUP
 └サイト内検索
BD Oubliees
 └検索ページ
Originaux BD
 └メビウスのページ
ベデ作家一覧
漫画家一覧
ベデ雑誌名一覧
ニュース
メビウスML(仏)
 └概要解説
Actua BD
 └ニュース
ANGREAL.COM
CoinBD.COM
 └ニュース
sceneario.com
 ├ニュース
 └検索ページ
COMIC.DE
 └サイト内検索
a.bd.com
BD Paradisio
 └検索ページ
メタサイト
ANNUAIRE BD
 └検索ページ
neuvieme-art.net
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
リンク(その他)
おぼえがき
*は現在閉鎖中
デッドリンクも
あえて消去していない。
下訳1
公式サイト不通状態の調査
バイオグラフィー訳まとめ

惚れた