宮崎駿の『風の谷のナウシカ』にも影響を与えた、
フランスの漫画『Arzach』の和訳です。
[
『Arzach』(アルザック)解説]
[
メビウス&宮崎駿対談動画:文字おこしと全和訳1]
J'AI CRU UN INSTANT
QU'IL ALLAIT NOUS BROYER DANS SA GROSSE MAIN...
MAIS NON !
SI BETE QU'IL SOIT,
LE GRAND DE SURFACE,
CONTRAIREMENT A SON CONGENERE LE GRAND DE PROFONDEUR,
EST SENSIBLE A UNE CERTAINE FORME DE POESIE SURANNEE !
握りつぶされるかと思ったが、考えすぎだったな。
あの巨人、頭は悪いみたいだが、
他の巨人とは違ってアリスの話を理解してたみたいだぞ。
《付記その1》
本文中に登場する
「LA GRAND DE SURFACE」と「LA GRAND DE PROFONDEUR」は、
どうやらギリシャ神話からの引用で、
それぞれ
「大地の巨人」「地底の巨人」
という意味になるようです。
ギリシャ神話の一定の知識を前提に話がつくられているようなので、
当然そこらへんを勉強しておかなければなりません。
さー、困ったぞ。どうやって勉強すれば良いんだ?
《付記その2》
◆ 『ベルヴィル・ランデブー』が猛烈にイカすッ
おくればせながら、シルヴァン・ショメ監督のフランスのアニメ映画
『ベルヴィル・ランデブー』(LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE)
をレンタルで観てみました。
● 『ベルヴィル・ランデブー』日本公式サイト
うをぉぉぉぉ! イカすッ!
むちゃくちゃ楽しいじゃないっすか、これ。
サイトのコンセプトがぶれるので
普段はメビウスに関係しない情報は
あえて取り扱わないことにしているんですが、
これは言及せずにはいられないっす。
メビウスの『アルザック・ラプソディ』、
エンキ・ビラルの『ゴッド・ディーバ』、
そしてシルヴァン・ショメの『ベルヴィル・ランデブー』と、
最近立て続けにフランスの映像作品を手軽に観れるようになりましたが、
この三作のなかで『ベルヴィル・ランデブー』がダントツで楽しいです。
いかにもベデ出身といった感じの美しすぎるヴィジュアルながらも、
メビウスやビラルのようなお芸術風の堅苦しさなんて一切無し。
個々のエピソードを成り立たさせる細かいアイデアが
ひたすら楽しいです。
(ミッキーマウスおやじの証明写真とか、エンドロール後のアレとか)
BGMも凝っていて、
ジャズが好きな人なら一層楽しめる仕掛けになっています。
物語の時代設定はたぶん1930年代だと思うんですが、
(三姉妹が年を取ってるからもうちょっと下るのかな)
BGMで流れるジャズ風の曲が
この当時主流だったスイング・ジャズというジャズのスタイルを
模した作りになっています。
そしてそれにポリリズムというアイデアを加えてあります。
ポリリズムというのは
異なった種類のリズムを同時に演奏するスタイルのことで、
身近な例で言うと「STOMP」(ストンプ)というアメリカのショーが
分かりやすいでしょうか。
ゴミバケツだとかモップだとかを使って複雑なリズムを演奏するアレ。
おばあちゃんとベルヴィル三姉妹の合奏の内容が、
まさしくスイング・ジャズとポリリズムの融合になっているのです。
かっちょいいー!
この作品の存在自体は劇場で公開されている当時から知っていたんですが、
「まっ、メビウスじゃねーし、金も無ぇーから、レンタルでいっか。」
なんて考えてた俺の馬鹿っ。馬鹿、馬鹿っ。
やべー、DVD買っちゃうかも……。
あと、どーでも良いことですが、
主人公のおばあちゃんって、どことなく宮崎駿に似てないでしょうか。
そしてマフィアのドンは手塚治虫。
考えすぎかな……。
僕が言うのも何ですが、
『アルザック・ラプソディ』より断然おもしろいっす。