(↓この鍵で、迷宮への扉をひらけ。くわしくは→
■■)
宮崎駿の『風の谷のナウシカ』にも多大な影響をあたえたと言われる
メビウスの代表作『アルザック(Arzach)』。
この作品は2002年に、
メビウス自身が監督・脚本・プロデュースを兼任するかたちで
アニメ化されました。
その名は『アルザック・ラプソディ(Arzak Rhapsody)』。
フランスのテレビで放映されていました。
じつは、この『アルザック・ラプソディ』が、
10月20日にDVD化されて発売されることが決定しています。
→
アマゾンの『アルザック・ラプソディ』のページ
今回は、この『アルザック・ラプソディ』について
ちょっと調べてみました。
●
『アルザック・ラプソディ』公式ページ(仏語)
(11月26日までデッドリンク)
●
YAHOO!ショッピングの記事
●
TV FRANCEの紹介記事(英語)
●
John DeFore氏によるレビュー(英語)
●
「ANIMATED NEWS」の紹介記事(英語)
これらの紹介記事を読むかぎりでは、
一話あたり3~4分程度のショートアニメが14話収められているようです
(そのうち1話はフランス本国でも放映されなかったパイロット・フィルム)。
話の内容は、単にストーリーを語ると言ったものではなく、
いろいろなシーンが錯綜する、結構シュールなもののようです。
2002年に『アルザック・ラプソディ』を放映したテレビ局というのは、
「france 2」というところで、
さらに、
「ANIMATED NEWS」の紹介記事によると、
「france 2」のサイトで、
な、なんと、
『アルザック・ラプソディ』がストリーミング配信されている!!!
ようです。
(上記の
「ANIMATED NEWS」の紹介記事のなかの、
「an episode」(下線つき)というところをクリックして見てください。
RealPlayerが必要です)。
「france 2」のサイトのなかの
『アルザック・ラプソディ』の紹介記事がそれにあたります。
このページのなかの挿絵の下、
「Voir l'epidode(そのエピソードを見る)」とあるところを
クリックしてください。えぐるように。
「Coeur de singe(猿の心臓)」というエピソードを
見ることが出来ます。
これは、原作の漫画『アルザック』にあるエピソードをもとにしている
もののようです。
フランス語がちんぷんかんぷんなので、
内容は絵から推測するしかないのですが、
たしかに結構シュールな内容のようです。
そして、なんと言ってもこの色彩感覚。
パステルカラーを多用した独特の不思議な雰囲気が、
しっかり再現されていますよね。
データを軽くするためか、画像が荒いのが悔やまれるところです。
原作の絵は
ここで見ることができます。
表紙のこの絵と
この絵が、
まさしくこの「猿の気持ち」に相当するエピソードのなかの一枚です。
(くわしくは
[読む>タダでオンラインでメビウスの作品を読むためのリンク集]
まで。『アルザック』の他のエピソードをまとめて読めるサイトも
紹介していますよ)
また、『アルザック・ラプソディ』の動画トレイラーというのも
配信されているようで、「猿の心臓」以外のエピソードも
少量ながら見ることが出来ます。
●
Arzak Rhapsody - WORLD PREMIERE!
(
「メビレンジャー」さんの
「リンク」で紹介されています)
●
「DYNIT」内「MOEBIUS: ARZAK RHAPSODY」
さらに、フランス語のサイトで、以下のような記事を見つけることができました。
●
プロデューサーのAlexandre Brillant氏のインタビュー記事
●
Rupert Bottenberg氏による紹介記事
●
「La foret des Oomus(王蟲の森)」という宮崎駿のファンサイトの記事
さらにさらに、
「メビレンジャー」さんの
掲示板で、
以下のようなサイトが紹介されています
(350番目の投稿)。
●
『アルザック・ラプソディ』のセル画らしきものが紹介されているページ
さて、ということで、
なんとインターネット配信されている動画も
見つけることが出来てしまいましたし、
いやでも期待が高まろうと言うものですね。
僕はもちろんアマゾンで予約済みです、はい。
《追記》
『アルザック・ラプソディ』購入後のレビューについては、
以下の記事を参照して見てください。
[
語る>『アルザック・ラプソディ』レビュー]
この記事を書くきっかけにもなった、
「NYAO'S FUNHOUSE!!」のnyaoさんが、
さっそく「猿の気持ち」を試聴してみた感想をアップして下さっています。
くわしくは、上記サイト内、
「[アニメ] メビウスの"Arzak"シリーズがアニメDVDになりますよ!」
まで。ご購入の参考にもなると思いますよ。
原作の『アルザック』を購入してみたい、という方は、
[買う>紀伊国屋で『Arzach』を買う]
[買う>『Arzach』到着]
を参考にしてみてください。
価格は三千円弱、納期三週間で買うことが出来ます。
日本の漫画の単行本にくらべるとかなり高く感じてしまいますが、
フランスの漫画はオールカラーでハードカバー装丁なので、
これで標準的な価格なのです。
内容を考えると妥当な価格ではないかと思います。
フランス本国で買う場合と、さして変わらない値段で買うことができます。
よろしければ、ぜひ。
《ご注意》
制作会社WOLFLANDによる『アルザック・ラプソディ』公式ページが、
リニューアル期間中につき、11月26日までデッドリンクになるようです。
● 『アルザック・ラプソディ』公式ページ(11月26日までデッドリンク)
● WOLFLAND PICTURES公式サイトトップページ