『イカル』仏訳版の出版を記念してパリで開かれている
谷口ジロー原画展の関連情報です。
関連:
[
谷口ジロー『イカル』原画展:関連記事インデックス]
◆ LYCOS仏の特集ページ
● LYCOS仏内「Loisirs>Cine & DVD>Expositions>Jiro Taniguchi>Jiro Taniguchi a la galerie Arludik」
ポータルサイト「LYCOS」内の同展の特集ページです。
とくに新規の情報はありませんが、
これはこれで面白いページではないかと思います。
ページの下の方にある
「dessins」(原画)
「jeu-concours」(プレゼント・キャンペーン)
「rendez-vous」(会場の紹介)
がメニューになっています。
(クリックで各コーナーに移動)
「dessins」(原画)のコーナーでは、
同展の出品作品の画像が紹介されています。
中央に大きく表示されている画像の下の
「image precedente」(前の画像へ)
「image suivante」(次の画像へ)
をクリックで他の画像を観て行くことが出来ます。
「Lancer le diaporama」(スライドショー)をクリックすると、
別窓でさらに大きなサイズで画像を観ることが出来ます。
スライドショー形式で自動で画像が移り変わります。
「jeu-concours」(プレゼント・キャンペーン)では、
“クイズに答えて谷口作品をもらおう!”って感じのキャンペーンが実施中。
Gagnez des ouvrages de Taniguchi !
谷口の漫画をもらおう!
(du 2005-10-20 au 2005-11-19)
(2005年10月20日から2005年11月19日まで)
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*クリックすると特集ページのトップに戻ります。
Sous quel autre nom est egalement connu Moebius ? (indice)
○ Jacques Martin
○ Jean Giraud
○ Bilal
メビウスのもう一つのペンネームは? (ヒント)
○ ジャック・マルタン
○ ジャン・ジロー
○ ビラル
*「indice」(ヒント)のクリックで特集ページのトップへ。
選択肢に挙げられている名前はいずれも有名なベデ作家です。
Taniguchi a deja publie aux editions Kana
une serie Mythique sur l'alpinisme,
quel es son non ? (indice)
○ la Cordee
○ Le Sommet des Dieux
○ Himalaya
谷口はカナ社から
登山を題材とした作品を出版していますが、
さてその題名は? (ヒント)
○ 登山者たち
○ 神々の山嶺
○ ヒマラヤ
Quel est le prenom de Taniguchi ? (Indice)
○ Hayao
○ Katsuhiro
○ Jiro
谷口のファーストネーム(名)は? (ヒント)
○ 駿
○ 克洋
○ ジロー
[以下、応募のための必要事項記入フォーム]
えーと、一応答えは伏せておくことにします。
第三問に挙げられている名前が、
フランスで評価されている漫画家の名前を象徴しているように思います。
(いずれも展覧会を開いています)
なお、必要事項購入フォームに「Pays」(国名)の項目はないので、
このキャンペーンはフランス国内しか想定していないのでしょう。
「rendez-vous」(会場の紹介)のコーナーは、
画像Arludikの紹介ページです。
メビウス展と大友克洋展の際のものと思われる写真が
それぞれ一点ずつ紹介されています。
◆ 「イカル」の由来
今回フランスのサイトを見ていて改めて気付いたんですが、
「イカル」という名前はギリシャ神話の「イカロス」から来ているのですね。
『イカル』はフランスでは『Icare』と表記されているのですが、
これはそのまま「イカロス」のフランス語表記です。
● 「MADE IN」内「SERIES>ICARE>RESUME>表紙の画像をクリック」
● ウィキペディア日内「イカロス」
● ウィキペディア仏内「Icare」
『イカル』の英訳版では『Icaro』になっています。
● アマゾン米内『Icaro (Book 1)』
● 同上内『Icaro Part 2』
*英訳版は分冊で出版されています。
「イカロス」の英語表記は「Icarus」です。
● ウィキペディア米内「Icarus (mythology)」
「Icare」という表記は
日本語版の表紙にも小さくクレジットされているのですが、
「イカロ」=「イカロス」というのは、
フランス語の知識があってはじめて感得される、という
仕掛けになっているのかも知れません。
でも、そのまんまなフランス語表記よりも、
なんとなく匂わせてある日本語、英語表記のほうが
ネーミングセンスとしては優れているような……。
というか、空を飛ぶから「イカロス」って、
ちょっと安易すぎるんじゃ……。
◆ 展覧会を実際に観に行った人のレポート
展覧会を実際に観に行ったフランスの人が
自身のサイトで谷口展を紹介してくれています。
● 「Thierry Le BLOG」内「lundi, 24 octobre 2005, Taniguchi & Moebius : ICARE」
ただ、残念ながら展覧会のくわしい情報は無し。
記事の文章のほとんどは
展覧会公式サイトの解説文を引いて来てあるものです。
じつはこのThierry氏は当サイトにコメントを寄せてくれています。
● [
谷口ジロー展公式サイト解説文下訳その2]
上記の記事のコメント欄参照。
[Thierry]
L'exposition est tres sympa.
Le lieu parisien autour de l'ile Saint louis est superbe.
On peut d'ailleur y croiser beaucoup de Japonais !!!
展覧会はすごく素敵だったよ。
画廊の周辺の地域は風光明媚なところで、
日本人ともよくすれ違うなぁ。
[僕の返信]
えぇ?! あの展覧会に行ったの?
羨ましいなぁ。
展覧会について教えてよ。
どんな作品が展示されてるの?
会場の雰囲気は?
はぁ、羨ましい。
お願い、教えて!
*って感じの仏語作文になっているはず。多分。おそらく。
フランスでのメビウスのメーリングリストでも
この展覧会のトピックが立ったので、
うまくゆけば展覧会の詳細を教えてもらえるかも知れません。
(メーリングリストの方では、詳しいことを知っている人は
僕のサイトにコメントかトラックバックを送ってね、
とお願いしておきました。僕の仏語が通じていればの話ですが)
あくまで相手の好意に甘える形なので、
気長に待つことにしましょう。