『イカル』仏訳版の出版を記念してパリで開かれている
谷口ジロー展の公式サイトの解説文の全訳です。
関連:
● 画廊Arludik公式サイト内トップページ
[
谷口ジロー展公式サイト詳報]
*公式サイトの見方については上記の記事を参照。
[
谷口ジロー『イカル』原画展:関連記事インデックス]
*展覧会の関連情報については上記の記事を参照。
《ご注意》
谷口ジロー展で販売されている原画は、
どうやら本物の原画であるようですが、
この原画の購入に関して相談を受け付けることは一切出来ません。
連絡を受けても返信は出来ませんので、
あらかじめご了承ください。
くわしくは以下の記事を参照してください。
● [
個人的な購入の相談を受け付けることは出来ません]
今回の件に関しては、
谷口ジローの原画は一介の個人が秘匿して許されるようなものではなく、
公的な機関で保管・展示されるべきだと、個人的には考えています。
[1ページ]
TANIGUCHI
Exposition de dessins et planches originaux
DU 21 OCTOBRE AU 18 NOVEMBRE
谷口ジロー
原画展
10月21日から11月18日まで
libre comme l'air...
Le mythe d'icare revisite...
風のように自由に……
イカルの伝説が帰ってきた……
[2ページ目]
Dans un monde ou de mysterieuses attaques de kamikazes terrorisent la
population, nait un enfant semble avoir la faculte de voler !
L'Humanite serait-elle a l'aube d'une nouvelle ere ?
Le jeune Icare devient l'objet de toutes les convoitises et l'armee lui
confere un interet certain.
Ce prodige de la nature sa retrouve entre les mains des scientifiques, tel
un oiseau en cage alors que sa nature meme le pousse a s'envoler loin
de la folie des hommes, vers la liberte...
とある世界での物語。
謎のカミカゼ・テロ集団が人々を恐怖に陥れているなか、
飛行能力を持つひとりの子供が生を享ける。
人類はあらたな進化の段階に足を踏み入れたのであろうか?
イカルと名づけられたこの少年は、
やがて人々の欲望の対象となって行く。
軍隊の管理下におかれ、科学者の研究対象として、
かごの中の鳥として育てられるイカル。
しかし、神が与えたもうたこの奇跡の青年は、
人々の狂気から解き放たれ、
自由の大空へむかって羽ばたくことを夢見ていた……。
[3ページ目]
Fruit de la collaboration de deux monstres sacres du 9eme Art, Icare
represente le mariage de l'Orient et de l'Occident.
Pour cette oeuvre, Moebius, le celebre auteur de Blueberry et de l'incal,
s'est attele au scenario, assiste de Jean Annestay tandis que Jiro
Taniguchi, prime au dernier Festival d'Angouleme avec Le Sommet des
Dieux, s'est occupe avec finesse du dessin.
漫画の巨匠ふたりによる合作『イカル』は、
まさに西洋と東洋の融合の象徴です。
「ブルーベリー」や「ランカル」によって知られる
バンド・デシネの巨匠メビウスは、
本作において、ジャン・アネスティの協力のもと、
シナリオを担当しています。
2005年のアングレーム国際ベデ・フェスティバルにおいて
『神々の山嶺』でデッサン賞を受賞した谷口ジローは、
本作において精巧な作画に冴えを見せています。
*「ブルーベリー」(Blueberry)、「ランカル」(l'incal)は、
メビウスの代表作の名前です。
[
「Blueberry」(ブルーベリー)シリーズ解説]
[
「L'Incal」(ランカル)シリーズ解説]
*ジャン・アネスティ(Jean Annestay)はフランスの漫画の原作者です。
『イカル』日本版では
「脚本協力:ジャン・アネスティ」とクレジットされています。
● 「BD GEST' Base de donnees」内「Annestay, Jean」
*アングレーム国際ベデ・フェスティバル(Festival d'Angouleme)は、
フランスでもっとも権威ある漫画の祭典です。
谷口ジローは『神々の山嶺』でデッサン賞(PRIX DU DESSIN)を
受賞しています。
● アングレーム国際ベデ・フェスティバル公式サイト
● アングレーム公式サイト内「PRIX ET JURY」
(>SELECTION OFFICIELLE 2005>PRIX DU DESSIN)
[4ページ目]
A l'occasion de la sortie de ce one-shot de prestige le 2 novembre
prochain, les Editions Kana et la Galerie Arludik sont fieres de presenter,
pour la premiere fois en France, une exposition des planches et de
dessins originaux de Jiro Taniguchi.
Du 21 octobre au 12 novembre, une centaine de planches originales et
de crayonnes d'Icare seront exposees et une trentaine de dessins seront
exceptionnelement mis en ventes.
来る11月2日の『イカル』出版を記念して、
カナ社と画廊Arludikは、
このたびフランスではじめて、谷口ジローの原画展を開催いたします。
10月21日から11月12日まで、
約100点の『イカル』の原画や下書きを展示いたします。
また、今回特別に、約30点の原画を販売いたします。
*『イカル』仏訳版の発売はどうやら当初の予定より遅れているようです。
[
メモ:『イカル』仏訳版の発売日]
[5ページ目]
Contacts Presse :
Diane Launier
Galerie Arludik
12/14 rue St louis en l'ile
75004 Paris
Tel : [電話番号は伏せます]
[メールアドレスは伏せます]
ご連絡先:
ディアナ・ロニエール
画廊Arludik
パリ市75004番St-Louis en l'ile通り12-14番地
電話番号:[電話番号は伏せます]
[メールアドレスは伏せます]